「NSW州政府もナウル収容児童救え」

国内州政府、宗教界に政府批判の声

 連邦高裁が、ナウル、PNGマヌス島にオーストラリア政府がオーストラリア連邦の予算で運営する領外難民収容センターを合憲としたことで、現在、オーストラリア国内の収容所などに拘束されている児童37人を含めた難民認定希望者267人が、ナウルに戻される可能性が高まっている。しかし、過去3年間に2箇所の領外収容センターが地元住民、警備員、地元警察、収容所職員、収容者による暴力、殺人、強姦その他の問題を抱えていることが暴露され続けており、英国教会や合同教会が、「教会を難民サンクチュアリーとして解放する」と発表している。また、いくつかの州政府・準州が、「難民児童を収容する用意がある」と発表するなどしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 VIC州のダニエル・アンドリューズ州首相はマルコム・タンブル連邦首相に親書を送り、「これら難民児童とその家族への同情は、彼らにとって最善の利益というだけでなく、公正で気高い国家というオーストラリアの地位にとっても最善の利益であるはず。わが州は、この子供達やその家族を受け入れる責任を引き受ける」と述べている。

 このような動きに対して、マイク・ベアードNSW州首相は、「もう少し様子を見る」としていたが、野党労働党は、「VIC州政府のように難民希望者支援に動くべきだ」と発言し、「われわれは連邦政府と協力して、たとえばシリア難民の追加受け入れをNSW州で引き受けるなどの決定をしており、目下はそれを重点にしている」と語った。

 また、ACTのアンドリュー・バー主席大臣も、「VIC州と同じように難民家族を支援する用意がある」と語っている。NSW州のルーク・フォリー労働党党首は、「ナウルに送られようとしている児童37人はナウルに送り返されるのではない。この子供達はオーストラリア生まれであり、自分たちの生まれた国から追放されようとしているのだ。オーストラリアは国として今よりもっと気高く行動できるはずだ」と語っている。
■ソース
NSW Government should join Victoria in offering to help Nauru asylum seekers, Opposition says

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