アーシャちゃん、ブリスベンで仮釈放に

ナウル送りに医師や市民の猛抵抗

 オーストラリア国内に滞在している200人を越える難民希望者とそのうち37人の児童がナウルの難民収容センターに送られる可能性があることに対して社会各界から反対の声が挙がっていた。特にブリスベンの病院に入院しているアーシャちゃんが退院するとナウルに送られる可能性があることから、病院の医師、看護師、職員らが「アーシャちゃんを退院させない」と言明、市民が連日病院前に集まり、政府に抗議を続けていた。また、収容所生活が子供の心神の健康に悪影響を及ぼすとして豪医師会(AMA)も即時児童を収容センターから解放するよう要求していた。

 2月21日ピーター・ダットン移民相が、「アーシャちゃんは24時間以内にブリスベン市内に仮釈放するが、最終的にナウルに送られる可能性もある」と発表した。また、アーシャちゃんの家族はいつでもナウルに送られる可能性がある。

 アーシャちゃん(1)は、1月にナウルの収容センターでやけどを負い、ブリスベンで治療を受けていたが、かなり快復しており、退院も迫っていた。

 ダットン移民相は、「省の職員が病院の医師らと合意に達し、アーシャちゃんとその家族はブリスベン市内で仮釈放することになった。しかし、彼らを特別扱いすることはできない。真正の難民と認定されなければナウルに送られる可能性もある」と語っている。

 AMAのブライアン・アウラー会長は、「入管収容センターに閉じ込められている児童をすべて即時オーストラリア社会に仮釈放しなければならない。人権擁護委員会の発表で、児童を入管収容所に閉じ込めておくことは有害との確信を得ている。難民希望者の医療について政府から独立した報告のできる独立法定機関を設立すべきだ」と語っている。
■ソース
Baby Asha will be transferred to Brisbane community detention: Peter Dutton

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