アボット前首相、クレドリン問題再燃

周辺議員の諫言聞かず、首相失脚に

 元保守連合職員で現在はルパート・マードック系のニューズ・コープでコラムニストを務めるニキ・サバ氏が新しく出版する本には、「トニー・アボット前連邦首相が失脚する直前、当時の閣僚の何人かが、「保守連合組織に亀裂を入れるピータ・クレドリンを解雇しなければ、アボット氏の首相職も危ない」と警告していたと述べられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 空港で、この本の内容について取材陣から真偽を尋ねられたアボット氏は、「昔のことをほじくり返したがる人がいることは知っているが、自分はそういうことはしない。タンブル政権の再選のために全力を尽くすだけだ」と語った。

 その本によると、2015年2月、アボット派でNSW州選出の超保守派、コンチェッタ・フィエラバンティ=ウェルズ上院議員が、アボット首相(当時)に諫言し、「政治は他人の評価がすべてだ。噂が正しいか間違っているかはともかくとして、アボット首相はクレドリン主席補佐官と愛人関係にあるとの噂がもっぱらだ。それは他人の評価だが、首相がそれに対処しなければならない。これは冷酷な事実だ。同僚議員らが、アボット氏とクレドリン氏の関係を疑っている」と語った。

 しかし、アボット氏は噂を否定し、さらにクレドリン首席補佐官を解雇することも拒否した。また、フィエラバンティ=ウェルズ上院議員もサバ氏の記憶が正しいと公に認めた。

 アボット氏は首相の座を奪われた後、マルコム・タンブル新首相に、「クレドリンを性差別禁止委員に推薦し、クレドリン氏の夫で保守連合幹部のブライアン・ロックネーン氏をバチカン大使に任命してもらえないか」と打診し、タンブル新首相はいずれも却下している。
■ソース
Tony Abbott refuses to comment on Peta Credlin affair claims in new book

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