ギフトカードの有効期限、政府が法改定検討発表

NSW州消費者年間6000万ドルを失う

 ギフトカードをもらったはいいが使わないまま引き出しにしまっていて、気がついたら有効期限をとっくに過ぎていたという体験をした人は多い。NSW州だけで年間6000万ドル分が使われないままになっており、消費者がその額を失い、小売業者の利益になっている。

 長年消費者団体CHOICEは、この有効期限問題に改善を要求してきたが、NSW州政府がようやく重い腰を上げかけている。

 マット・キーン規制改善担当大臣は、「法制を今週中に上程する。現金には有効期限はない。なぜギフトカードには有効期限があるのか? 消費者は支払った金額に相当する商品やサービスを受け取るべきだ。バニングズやアップルなどの企業はカードに有効期限を設けていない。少なくとも最低3年の有効期限を設けるべきだ。アメリカ、カナダ、イギリスではすでに同様の法制が施行されている」と語っている。

 また、ギフトカードの手数料についても法制が適用されるようになる見通しがある。

 CHOICEの広報担当、トム・ゴッドフリー氏は、「法制改定はポジティブな方向への第一歩だ。国内全土では使われないまま有効期限を過ぎたカードが年間2億ドルにものぼる。消費者が使うのを忘れたか、有効期限が短すぎて使う機会がないだけだ。中にはアクティベーション料金を課したり、わずか3か月という有効期限のものさえある。基本的にギフトカードは消費者にとって非常に損な買い物だ。現金に期限や使用条件をつけるようなものだからだ。この法制は現状をもう少し消費者に有利なように変えるだけのことだ」と語っている。

 法的にギフトカード所有者は無担保債権者になるため、この法改定も、ディックス・スミスのように倒産した業者との取引には適用されず、そのギフトカードは有効期限前でも無価値になる。
■ソース
Rules about gift card expiry dates to change after NSW consumers lose $60m a year

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