「オーストラリアもアメリカにならって地域への投資を」

ウォン連邦労働党影の外相が講演で発言

 シドニーで講演した連邦労働党のペニー・ウォン上院議員は、太平洋島嶼国のインフラストラクチャー不足は緊急の事態であり、オーストラリアは、援助のための投資資金を設立することを検討すべきだ、と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 US研究センターでの講演で、ウォン上院議員は、アメリカやニュージーランドが地域インフラストラクチャー機関を設立している例にならうよう呼びかけ、さらに、「2017年11月にアメリカ政府の海外民間投資公社と日本の国際協力銀行の間で、この地域のインフラストラクチャー投資を増額するという覚え書きが取り交わされたことは心強いことだ。また、6月にはニュージーランドのウィンストン・ピーターズ外相が新規戦略国際開発基金を発表している。これは太平洋地域におけるニュージーランドのインフラストラクチャー出資を柔軟かつ迅速化することを目的としている。これはいずれもこの地域のインフラストラクチャー投資不足を解消する重要なステップとなるものだ」と語った。

 さらに、中国の海外インフラ投資と豪中関係にも触れ、「中国がその一帯一路政策でアジア太平洋地域への投資を増やしているが、これが地域のライバルから疑いの眼で見られている。中国政府はアジア、太平洋、アフリカで道路、港湾、インフラストラクチャーの資金を提供しているが、被援助国の政治プロセスを損ない、支配者グループを抱き込み、負債でにっちもさっちもいかなくなった貧困国では資産の取込みを行っているため、批判を受けている。2018年2月にはドイツのジグマル・ガブリエル外相が、中国のシルクロード戦略に対抗して東欧、中央アジア、アフリカその他の地域で独自のインフラストラクチャー・プログラムを提供するようEUに呼びかけている」と語った。

 さらに、「アメリカはこの地域に対しても依然として重要な役割を担っている。ただし、アジア地域が望んでいるのは覇権を競うことではなく、長期的な連携と関与を目指すパートナー関係だ。競争と対立ではなく、機会と協力関係の創出を中心とした参加の意思だ」と語っている。
■ソース
Australia needs to follow US, China lead in APAC investment, Penny Wong says

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る