「上院議員は野良犬」と首相発言

上院議員、首相と法相に謝罪要求

 トニー・アボット首相が党議員会議で上院議員を「feral(野良犬)」と呼んだことが報道され、当の上院議員達がアボット首相批判を始めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 パーマー連合党(PUP)を脱党したグレン・ラザラス無所属議員はジョージ・ブランディス自由党上院幹事に対して、「feralとは飼い慣らされず、自然のままに棲息する動物のことで、野良犬や森をさまよう野生動物を意味する。首相は、無所属諸派上院議員を野良犬と呼ぶ上で誰か特定の議員を考えていたのか? 首相は上院議員に対してそのような敬意を欠いた不愉快な発言をしたことを議員一人一人に謝罪して回る気はないか?」と質問した。これに対して、ブランディス法相は、「首相の発言は君のことを言ったのではない。君の右と左を見てみればいい」と応えた。

 これに対してクリスティン・ミルン緑の党党首が、「ラザラス議員の左に座っているのはレイチェル・シーワート緑の党議員だ。彼女を野良犬と呼ぶというのは不快に堪えない。法相の謝罪を要求する」と発言した。さらに、ラザラス議員の右側に座っているリサ・シン労働党議員が立ち上がり、「ブランディス上院議員が野良犬と言うのは私のことか?」と質問した。

 3月17日には上院の労働党、緑、諸派無所属議が政府の大学改革法案を二度目の否決で葬っており、政府のいらだちが昂じているが、ラザラス上院議員は、「首相にしてみれば諸派無所属議員全員が野良犬なのだろう。首相は、我々をそういう言葉で呼んでおきながら今後の交渉で我々が政府に好意的になると思うのだろうか?」と発言した。
■ソース
Glenn Lazarus takes Prime Minister Tony Abbott to task for ‘feral’ Senate comment

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