東京へ進出したオーストラリアン・レストランの味とは?/それでも恋するメルボルン

それでもするメルボルン

東京へ進出したオーストラリアン・レストランの味とは?

6人以上から予約が可能、少人数で行く場合はウェイティング・リストに名前を書いて席を待つ
6人以上から予約が可能、少人数で行く場合はウェイティング・リストに名前を書いて席を待つ

前から行きたかったリトル・バーク・ストリートにあるモダン・タイ料理レストラン「Longrain」に足を運んだ。昨年8月には東京・恵比寿ガーデン・プレイスの39階という好立地に店舗を出し、スタイリッシュな店内と料理が話題となった店だ。美食大国オーストラリアと言われながらも、日本へ出店しているオーストラリアン・レストランは極めて少なく、丸の内の「Salt by Luke Mangan」や、パンケーキでおなじみの「Bills」に続き、オーストラリアを代表するレストランになるか期待がかかる店だ。

カウンターでの食事も◎。バーテンダーが丁寧にメニューやワイン・リストを説明してくれ、サービスは満点
カウンターでの食事も◎。バーテンダーが丁寧にメニューやワイン・リストを説明してくれ、サービスは満点

「ロングレイン」はシドニー発のモダン・タイ料理店で、オーナーはソムリエとしてシドニーの超有名店「Tetsuya’s」でも経験を積んだサム・クリスティー氏。ズラリと並んだワイン・リストを見れば、そのこだわりも見て取れる。シドニー、メルボルン、東京と共通するコンセプトは「大型ダイニングで本格的なタイ料理を楽しむ」ということ。メルボルンの店内は開放的で客席が広く、円卓、カウンター、シェア・テーブルなど目的に合わせて選べるのが自慢だ。こぢんまりとしたレストランが多いメルボルンでは、大勢で食事を楽しみたい時の救世主になる。空間の使い方、程よく品の良いインテリア、更にバンケット・メニューもあるため、歓送迎会や会社の接待にピッタリだ。実際、お店を見渡すとグループ客が多い。予約は6人からだが、混んでいる時はテーブルが空くまでバーで食前酒を楽しむこともできるので、寒空の下で長々と列を作ることも少ない。タイ料理ではあるものの、ワインやリキュールの種類が多く、特に白ワインは充実している。グラス・オーダーだと種類が限られるので、ボトルでオーダーするのが良さそうだ。

タイ語で「ミヤンカム」と呼ばれるスターター以外は、大皿料理をシェアするスタイルが特徴的。タイの定番サラダ「Green papaya salad, snake beans, peanuts & dried shrimp」($16)は女性であれば3人でシェアできる大きさ。お薦めはタイ・カレーで「Crispy soft shell crab duck egg curry, asparagus, Asian Celery」など、カレーは常時4種類程ある。しかし、食事のメニューは意外と少なく、むしろワイン・リストの方が長いほど。いろいろな種類のタイ料理を食べたい人は不完全燃焼かもしれないが、食事のボリュームと質は申し分ない。独自の個性を加えた本格的なタイ料理をスタイリッシュな空間で味わうという、「非日常的な組み合わせ」が、開店以来メルボニアンを虜にしている理由なのかもしれない。

「Longrain」
44 Little Bourke St., Melbourne
営業時間:5:30PM~10PM(月~木)、5:30PM ~11PM(金~日)
Tel: (03)9653-1600
Web: www.longrain.com.au


大木和香
泣いたり、笑ったり、怒ったり、メルボルンで暮らす毎日はいろいろなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのおいしいもの情報。インスタグラムでは「日々の徒然」や「食いしん坊日誌」を、ブログではメルボルンのお店やライフスタイルも紹介している。
講談社「Mi-mollet」ブログ(www.mi-mollet.com/category/blog-oki
インスタグラム(@waka_melbourne

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