「キレイになりたい」を応援!ビューティー特集2018⑤

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「Vegan Aroma Hair」誕生までの軌跡

ヘア・ケアを通して「未来のかたち」を考える

「オーガニック」「植物由来成分」。最近はそうした環境に配慮するワードが街中でも頻繁に見られるようになった。しかし、何が効果があって何が良くないのかなど、正確なところは分からないというのが実際のところではないだろうか。今回はVegan Aroma Hairを共同開発した、アロマ・スクールを運営する相澤正弘さんとニュートラル・ベイに美容室ReNCOUNTERを経営するHideさんにその開発秘話や、オーガニックなどに焦点を当てた話を伺った。(文・構成=高坂信也、写真=廣川香奈子)

相澤正弘◎アロマ・セラピストとしてマーヴォ・アロマ・スクールを運営する傍ら、アロマ・セラピーを広めるべく日々活動中。IFA、IAAMA、ATMS、DIPAROMA、WOAA DIRECTOR、AYURVEDA AROMATEHRAPY CERT IV、REMEDIAL MASSAGE CERT IV保持

Hide◎東京で5年の美容師経験を経て、2006年に来豪。14年に1号店「ateli erby ReNCOUNTER」をオープン。「偶然の出会い」という意味から、ReNCOUNTERという店名を名付けた。17年には2号店「CREATE by ReNCOUNTER」をオープン。人と人との出会い、つながりを大切に、偶然の出会いを必然の出会いとすべく、その人に合った髪型、日常にあったヘア・デザインの提供を心掛けている

「Vegan Aroma Hair」の原点

――お2人が最初にお会いしたのはいつごろですか。

Hideさん(以下、Hide):共通の知り合いのマッサージ師さんがいて、その方に「お店(CREATE by ReNCOUNTER=以下、レンカウンター)でヘッド・スパをやりたいのですが、使用するオイルには体と地球に優しい物を使用したい」と相談したところ、紹介して頂いたのが相澤先生でした。

 すぐに相澤先生に、「スタイリング剤を作りたいので、ご一緒頂けませんか」と伝えました。

――なぜ、ご自身でスタイリング剤を作りたかったのですか。

Hide:日本では「美容師は物売りじゃない」「僕らはデザイナーだ」というような理由で、店販(てんぱん)品(店舗販売の商品)を売るという概念をほとんど持っていません。ただ、お客さんの髪の毛をケアさせてもらう美容師が「その人に合った物を自信を持って提供する行為」は物売りでも何でもなく、とても自然なことだと思います。

 そう考えた時に「売れる商品がない」「自信を持って、お薦めできる商品がない」と気付きました。それならば、ゼロから自分で作れば一番良いのかなと考えるようになりました。

――その中での今回のチャレンジだったわけですね。

相澤正弘さん(以下、相澤):はい。僕が誰かと一緒に商品開発することはまれで、通常はどういった方向性で進めるかということも含めて、ほぼ全て社内で決めています。

 しかし、レンカウンターの皆さんとの会話の中で、全然違う思考からでも、どこかでお互い共通しているものを見出すことができたんです。それは言葉では言い表せないのですが、そうした波調が合った人たちと新商品を開発してみたい、と自然に思うようになりました。それは自分自身へのチャレンジでもありました。

開発に携わったレンカウンターのスタイリストさんと相澤さん(左)
開発に携わったレンカウンターのスタイリストさんと相澤さん(左)

細部へのこだわり

――商品化の過程で特に記憶に残っていることは何ですか。

相澤:たくさんの人たちが手に取りやすい価格帯を目指す中で、Hideちゃんのこだわりを商品に反映するのは想像以上に難しかったし、とてもエキサイトしました。更に、彼以外の3人のスタッフさんからのフィードバックは、僕の中でハードルが高く、それを越えられるようにチャレンジするのは楽しかったですね。

――トライ&エラーが何往復も続いたのですね。

相澤:そうですね。打ち合わせの回数もすごく多かったです。その中で「もう少し重く」「もうちょっと軽く」「テクスチャー(質感・手触り)は良いけれど、香りはより甘い方が良い」など多くの要望を受けました。それが決まった後に容器だったかな。結果的にVegan Aroma Hairを作るのに1年掛かりましたね。

――容器に関してもシルエットがお洒落で、シックな印象を受けました。

相澤:Hideちゃんが「絶対にアルミが良い!」って聞かないんですよ。Marvo & Co(以下、マーヴォ)としては、プラスチックで落ち着かせたかったですが、リサイクルの問題もありアルミになりました。最終的に見た目が格好良くなって良かったです。

 容器は日本製の物を採用し、輸入してボトリングしています。そうした細かいこだわりもたくさん積み重ねています。

Hide:相澤先生からプラスチックは今やものすごく進化していて、再生可能なプラスチックがあることも聞きました。また、プラスチックの容器を回収するという案もありました。けれども、相澤先生は最初に僕が言った「アルミが良い」というのを何とか形にしようとしてくれました。

「せっかく気持ち良くするのであれば、地球に優しく、自分も気持ち良いものがうれしい」
「せっかく気持ち良くするのであれば、地球に優しく、自分も気持ち良いものがうれしい」

――具体的なターゲット層は決めているのですか。

Hide:ヘア・ケアの目的には「乾燥を防ぐ」「紫外線から髪の毛を守る」などさまざまなものがありますが、究極を掘り下げていくと「気持ち良いかどうか」だと思っています。せっかく気持ち良くするのであれば、地球に優しく、自分も気持ち良いものがうれしい。老若男女全員に「あっ! 使っていて気持ち良い」となって欲しい。だから、使う人は決めていないし、全員に薦められます。

相澤:ただ、基本的にはアジア人向けにしています。オーストラリア人がVegan Aroma Hairを使うと少し重く感じると思います。ただ個人差があるので、日本人でも重いと感じる人もいれば、乾燥肌の人はもっと保湿が欲しいと思うかもしれません。

――HideさんはVegan Aroma Hairにどのような思いを込められましたか。

Hide:Vegan Aroma Hairは、流行りのオーガニック・ブームなどブームに乗る形だけの商品ではないです。きっと10年、20年経っても残っているだろうと思います。それは表面上のブームに乗って作った物ではなく、「本質がぶれていない」からです。

 人は年齢と共に生き方も変化していくと思うのですが、例えば僕が年を取って体力的に弱くなったり、地球の状況が変わったりしても、地球に優しくて自分にも人にも優しくありたいというライフスタイルへの姿勢の本質は変わらないと思います。だからこそ、Vegan Aroma Hairが10年後20年後も寄り添うことができる商品になると信じています。

 「1回知ってしまうと、止められない」と思います。だから危ないですよ(笑)。香りも癖になるだろうし、逆に化学香料を嘘っぽく感じてしまうかもしれない。

©Marvo & Co/©atelier by ReNCOUNTER
©Marvo & Co/©atelier by ReNCOUNTER

――相澤さんのこだわりを教えてください。

相澤:5年間有効のSDS(Safety Data Sheets=安全データ・シート)という試験があります。pHや加速度試験、商品をタフな環境に置いてどれくらいの期間で腐るかを測ったり、腐った時に何の菌が発生するかなどチェックをするのですが、そこをおろそかにしたり省いたりする商品が少なくありません。しかし、マーヴォはどこに出しても恥ずかしくないようなレベルまで品質を高めている点は、大きなこだわりですね。

ビーガンとオーガニック

――ボトルにはACOとビーガン・ソサエティーのロゴがあります。

相澤:Vegan Aroma Hairは、第三者機関であるACO(Australian Certified Organic)からオーガニックだということが認められている商品です。

 またイギリスにあるビーガン・ソサエティー(Vegan Society)は、ビーガン協会の中で一番大きく歴史のある協会です。協会が定める基準を満たす原料が中身に収まっているということの証明としてロゴが付いています。ビーガンもオーガニックも自称ではなく、公正な第三者機関から認めてもらっているということで、この2つのロゴがあることは僕らにとってとても意味のあることだと思っています。

「ビーガン・プロダクトを使うことで、ヘア・ケアでも地球環境や社会に貢献できると思います」
「ビーガン・プロダクトを使うことで、ヘア・ケアでも地球環境や社会に貢献できると思います」

――ビーガン・ソサエティーの承認にはどれくらいの時間が掛かったのですか。

相澤:申請してから半年から1年くらい掛かります。僕の勝手な考え方ですが、私たちはベジタリアンやビーガン的な考え方を持たないと、将来の環境的な問題から逃れられないと思います。ですが、ビーガンの食事は僕には難しいですし、お肉も食べたいし牛乳も飲みたい。そう考えた時にせめて何かできないかなと思うんです。だから、ヘア・ケアだけでもビーガン・プロダクトを使うことで、地球環境や社会に貢献できると思っています。言葉は違っても、同じような思いを彼も持っていると思います。

次を見据えて

――新商品開発に動き出していると伺いました。

Hide:はい。現在シャンプーとコンディショナー(シャンコン)を製作中です。日本へ帰国する時には、いろいろな美容室の商品を見に行くのですが、毎日使えそうな商品がないことに驚きます。そこで再び、相澤先生に相談しました。

相澤:シャンコンはマーヴォのスクールでもヒット商品なんです。打ち合わせを重ねながら、最終的なレシピに少しずつ近付いていますね。

――最後にVegan Aroma Hairの一押しポイントを教えてください。

Hide:とにかく使ってみて欲しいです。使ってみないとその感覚は絶対に分からない。香りも使った時の感覚も。とにかく優しいし、気持ち良くなるはずです。

相澤:髪の毛用に開発しましたが、顔や体、全身に使うことができます。その点も僕は面白いと思っています。ぜひ一度手に取って頂ければと思います。

――本日はありがとうございました。

「Vegan Aroma Hair」の購入場所
●CREATE by ReNCOUNTER ■住所:Shop 1/3-5 Waters Rd., Neutral Bay, NSW ■Tel: 0452-150-215 ■Web: www.rencounter.com.au ■Email: rencounter2012@gmail.com ■営業時間:火~金10AM~6PM、土・日10AM~5PM、月休 ※レンカウンターで商品購入の場合、相澤さんオリジナル・ブレンド・オイル「ReNCOUNTER」をプレゼントしている

●Marvo Aroma School(Marvo & Co)■住所:Suite 3 Level 1, 30 Albany St, St Leonards NSW ■Tel: (02)9436-8633 ■Web: www.marvoco.com ■Email: info@marvoco.com ■営業時間:月~金10AM~6PM


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