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「オーストラリアはカナダと違う」 注目の利下げめぐり、ハウザー豪中銀副総裁が発言

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地元メディア共催のイベントで

イングランド銀行出身のアンドリュー・ハウザー豪準備銀副総裁(Photo: Reserve Bank of Australia)

 オーストラリアは現時点でまだ金融緩和に踏み切る段階にはない――。中央銀行・豪準備銀(RBA)のアンドリュー・ハウザー新副総裁は7日、カナダ銀行(BOC)と欧州中央銀行(ECB)が主要国・地域に先駆けて相次いで利下げを行ったことについて、考えを述べた。

 ハウザー副総裁は、ニュース専門局「スカイ・ニュース」と全国紙「オーストラリアン」が共催したビジネス昼食会「オーストラリアの経済見通し2024」に登壇した。

 公共放送ABC(電子版)によると、ハウザー副総裁はBOCの利下げについて「カナダの政策金利はオーストラリアより高かった。インフレ率はオーストラリアより低かった。失業率はオーストラリアよりも著しく上昇していた。カナダのそうしたデータを見れば、オーストラリアの金融政策のスタンスは異なってくる」と述べた。オーストラリアで金融緩和を開始するには、インフレや雇用が十分にクールダウンしていないとの認識だ。

 また、ECBの利下げについて同副総裁は「ECBの何人かの理事と話したが、『次に利下げするのか利上げするのかは分からない』と言っていた」と指摘した上で、「今後、どちらの方向に向かうのかについては、私も確信が持てない」と指摘した。

 BOCは5日、今回のインフレ局面では主要7カ国(G7)で初めて、4年ぶりに利下げに踏み切った。政策金利を0.25ポイント引き下げ、4.75%とした。ECBも翌6日、4年9カ月ぶりに利下げを行い、主要政策金利を0.25ポイント引き下げて4.25%とした。

 RBAは23年11月までの2年半の間に、政策金利を4.25ポイント引き上げ、4.35%とした後、4会合連続で据え置いている。金融政策の次の一手は利下げとなる公算が高い。しかし、インフレが想定通りのスピードで減速せず、労働市場も引き締まった状態が続いている。このため、市場の利下げ予測は、年初の「今年後半に数回」から、今では「年末までに1回」にトーンダウン。「来年に先延ばし」との観測も浮上している。高い金利が長期化し、家計のやりくりや景気に影響を与えることが懸念される。

 ハウザー氏は、昨年9月に副総裁から総裁に昇格したミシェル・ブロック氏の後任として今年2月に就任。英国出身でオックスフォード大とロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを卒業後、1992年にイングランド銀行に入行。30年以上の経験を経て、RBA副総裁に転じた。

■ソース

RBA deputy governor says Australia not ready to follow Canada and ECB into rate cuts, ASX gains — as it happened(ABC News)





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