爬虫類園のワニ飼育係、水中に飛び込んで捕獲

オーストラリア東部ニューカッスルの市街地を流れる小川で2月28日、ワニの子どもが泳いでいるとの目撃情報があった。専門家が週末返上で捜索した結果、1日夜に無事、捕獲した。子ワニは、シドニー北方ゴスフォード郊外にある爬虫類園「オーストラリアン・レプタイル・パーク」が保護し、健康状態などを調べている。
保護されたのは、「フレッシュウォーター・クロコダイル」(日本名:オーストラリアワニ)の子ども。28日午後、ニューカッスル西郊のアイアンバーク川を泳いでいるとの通報が警察にあり、爬虫類園のスタッフとレンジャーが捜索を開始した。翌1日、同園のワニ飼育係、ビリー・コレットさんが捕獲に成功した。
コレットさんは公共放送ABCに次のように話している。
「ウォールセンド(ニューカッスル西郊)のバニングス(ホームセンター大手チェーン)の裏にワニがいるって警察から電話をもらった時は、冗談だと思ったよ」
捜索開始から2日目の夜になって、ようやくワニを見つけたコレットさん。迷わず川に飛び込んだという。
「長いジャンプだったよ。飛び込むしかなかったんだ。ヘッドランプを落としてしまって、川の中は真っ暗だった。素手でワニの身体の真ん中をつかむことができた。信じられなかったけど、捕まえることができたんだ!」(コレットさん)
オーストラリアワニは、クロコダイル属のワニの一種で、全長約3メートル(オス)と比較的小型。全長6メートルに達することもある大型のイリエワニと同様、オーストラリア北部の熱帯域に生息している。気温が比較的低いニューカッスルなど東部では、自然界に生息していない。
「ワニがダーウィンから航空券を予約してニューカッスルまで飛んで来れるわけがないよね。おそらく飼われていたペットが逃げ出したんだろう。飼育が合法的だったのか、違法だったのかは分からないけど。それはぼくにとってはどうでもいい。彼の健康を一番心配しているんだ」(コレットさん)
警察は、この子ワニに関する情報提供を呼びかけている。
◼️ソース
Crocodile spotted in suburban Newcastle creek captured(ABC News)