南アジア急増中 ネパールも10年で4倍に

オーストラリア統計局(ABS)はこのほど、出生地別の居住者数に関するデータを発表した。これによると、2025年6月30日時点の総人口約2,760万人のうち、国内で生まれた人は約1,878万人、海外で生まれた人は約883万人だった。総人口に占める海外生まれの割合は32.0%となり、3年連続で過去最高を更新した。
海外生まれの割合は、英国からの入植者が多かった1891年には32.4%あったが、その後次第に低下した。第二次世界大戦直後の1947年に9.8%で底を打ち、その後世界から移民を受け入れた結果、右肩上がりで拡大した。コロナ禍で出身国に帰る人が増えたため2021年に落ち込んだが、その後回復し、19世紀末に匹敵する水準まで拡大した。
出身国・地域別で見ると、南アジアからの移住者が急増している。インド生まれは97万1,020人と初めて最多となり、総人口の3.5%を占めた。15年の時点で44万9,040人(総人口の1.9%)だったが、過去10年間で2倍以上に増えた。
2位以下は、旧宗主国の英国(97万950人=同3.5%)、香港・マカオを除く中国本土(73万1,540人=同2.6%)、隣国のニュージーランド(63万7,680人=同2.3%)、フィリピン(41万2,530人=同1.5%)などとなっている。
近年著しく増えているのが、ネパール生まれだ。15年には5万150人(同0.2%)に過ぎなかったが、25年には21万3,580人(同0.8%)と4倍以上に増え、国・地域別で8番目に多い勢力となっている。
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