基調的インフレ率は3.3%と変わらず

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オーストラリア統計局(ABS)は29日、3月の消費者物価指数(CPI)統計を発表した。イラク攻撃開始(現地時間2月28日)以降の物価動向を初めて反映した。これによると、同月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比4.6%となり、2023年9月以来2年半ぶりの高水準を記録した。燃料高騰を背景に、2月の3.7%から一気に0.9ポイント急上昇した。
前月比の上昇率は1.1%(2月は0.0%)。項目別では、交通費が前月比9.2%と突出した伸びを見せた。ホルムズ海峡封鎖の影響で自動車燃料の小売価格が全体で32.8%上昇したことが、全体の伸びを押し上げた。
3月の燃料別小売価格(加重平均)は、レギュラーガソリンが228豪セントと2月から33.3%上昇した。プレミアム(ハイオク)ガソリンは250豪セントと30.2%、軽油は256豪セントと41.4%、それぞれ高くなった。
一方、極端な物価変動を除いたCPIの「トリム平均値」(基調的インフレ率)の上昇率は、3.3%と前月と変わらなかった。
月次データと同時に発表した1-3月期の四半期CPIの上昇率は、前年同期比4.1%(前期は3.6%)、同トリム平均値は3.5%(前期は3.4%)だった。
ABS物価統計部門の責任者を務めるスー-エレン・ルーク氏は声明で「中東の紛争の影響で、自動車燃料の上昇幅は2017年に統計を取り始めて以来、月間で最大を記録した」と指摘した。なお、連邦政府は4月1日から、燃料税を半減している。このため、現時点の小売価格は3月と比較して低下傾向にあるものの、一部の給油所では在庫が不足している。
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