連邦高裁、不正な価格操作認める

オーストラリア南部メルボルンの連邦高裁は14日、大手スーパー「コールズ」の販売促進キャンペーン「ダウン・ダウン」について、連邦消費者法に違反したとの判決を下した。
裁判は、オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)が、運営会社コールズ・グループを訴えていた。ACCCは、コールズが2022年2月〜23年5月に同キャンペーンで販売した245個の商品をめぐり、事前に不当に高い価格で販売する手法で、偽りのディスカウント価格で消費者を欺いたと主張していた。
公共放送ABC(電子版)によると、連邦高裁のマイケル・オブライアン判事は、コールズが仕入れ価格の上昇に応じて小売価格を引き上げたこと自体は、商業的に妥当だとの判断を示した。その上で、コールズが安売り前の短期間に対象商品の価格を釣り上げて販売し、キャンペーン中に偽りの安さを演出したことを問題視した。
同判事は、サンプル14例のうち13例の価格操作について、消費者に安売り価格の正当性を判断する時間を与えず、妥当な価格と信じ込ませたとして、連邦消費者法に違反すると判断した。
連邦高裁は後日、罰金や改善命令などを言い渡す。
コールズ・グループが控訴するかどうかは現時点で不明。同社はオーストラリア証券取引所(ASX)あての声明で「判決を精査している」と述べるにとどめた。
◼️ソース
Court finds that Coles misled customers over ‘Down Down’ claims(ACCC)
Coles broke the law by misleading customers with fake discounts(ABC News)
Federal Court of Australia Decision – ACCC Proceedings(Coles Group)