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オンライン小売業者、違法ギャングの著作権侵害

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裁判所が7万8,250豪ドルの損害賠償支払い命じる

 豪連邦裁判所は20日、大型自動二輪車を集団で乗り回す違法犯罪組織「バイキー」の一派「ヘルズ・エンジェルズ・モーターサイクル・クラブ」のロゴを無許可で使用した商品を販売していたとして、オンライン・ショッピング・サイト「レッドバブル」に7万8,250豪ドルの損害賠償の支払いを命じた。公共放送ABC(電子版)が報じた。

 レッドバブルは、利用者がアップロードしたロゴやイラストなどを印刷したTシャツやステッカー、マグカップ、ベッドのシーツなどをオンラインで販売する小売業者。2019年にも、ヘルズ・エンジェルズのロゴを不正に使用した商品を販売していたとして5,000豪ドルの損賠賠償支払いを命じられていた。

 同社は過去5年間、著作権侵害の可能性が高い約200万件の意匠を削除するなど改善に努めてきたと主張した。しかし、ヘルズ・エンジェルズ側が調査したところ、依然として著作権侵害が続いていた。このため、裁判所は著作権が侵害されたとするヘルズ・エンジェルズの主張を認め、損害賠償を命じた。

 ヘルズ・エンジェルズは、1948年に米国で創立され、英語圏の先進国を中心に世界各地に進出している。オーストラリア支部は75年に設立されたとされる。モーターバイク愛好家のクラブを装っているが、違法薬物の密売などで収益を上げているとされる。対立するギャングとの抗争事件もたびたび起こしている。オーストラリアでは違法な犯罪組織に認定され、取り締まりの対象となっているが、判決は意匠の著作権については合法性を認めた格好だ。

■ソース
Redbubble ordered to pay Hells Angels Motorcycle Club $78,000 for selling items bearing its trademarked logo (ABC News)

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