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闇カジノ強制捜査 オーストラリア・メルボルン西郊で21人逮捕、現金や違法薬物など押収

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犯罪組織が経営、マネーロンダリングなどに利用か

 オーストラリア南部ビクトリア州警察は25日未明、メルボルン西郊トラガニーナの工場内で運営していた違法カジノの強制捜査を行い、経営者や客ら21人を現行犯逮捕した。現金や違法薬物、酒類、ギャンブル用テーブルなどを押収した。

 州警察の発表によると、逮捕された闇カジノ経営者のトラガニーナ在住の男(35)は、違法賭博の開帳や、ライセンスなしの酒類提供などの罪で起訴される見通し。現場にいた客も、違法カジノにいたこと、ライセンスのない場所での飲酒、違法薬物の所持などの罪で起訴されるとしている。

 闇カジノは週1回、開店し、1晩当たり最大50人の富裕層を集めていたと見られている。客から1人当たり最低8,000豪ドルの現金を預かり、高額のマネーが動いていたとされる。

 州警察は情報を掴んで内偵捜査を進め、捜査令状を取って摘発に踏み切った。犯罪組織が闇カジノを資金源としながら、マネーロンダリング(資金洗浄)や違法薬物の取引などの犯罪に利用していたと見て、全容の解明を進める。

 ビクトリア州の賭博規制法では、違法カジノの運営で有罪判決を受けた場合、最大で禁錮2年または19万2,000豪ドルの罰金刑が科される。

■ソース
All bets are off for alleged illegal casino in western suburbs(Victoria Police)

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