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オプタスのベイヤー・ロズマリンCEOが辞任 オーストラリアの大規模通信障害で引責

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シンガポールの親会社シングテルが発表

 8日に半日以上にわたって大規模な通信障害を起こし、1,000人以上の契約者に影響を与えたオーストラリアの通信大手オプタスのケリー・ベイヤー・ロズマリン最高経営責任者(CEO)が辞任した。シンガポールの通信大手で親会社のシングテル・グループ(シンガポール・テレコム)が20日、発表した。マイケル・ベンタ―最高財務責任者(CFO)が暫定CEOに就いた。

 シングテルは声明で、ベイヤー・ロズマリン氏が「退くのにふさわしいタイミングだ」と述べたことを明らかにした。同氏は「個人的に熟慮した後で、私の辞任はオプタスが前進する上で最適だとの結論に至った」と述べた。





 シングテルのユン・クアン・ムーンCEOは「ケリーはすべての利害関係者のために、誠実に(会社を)率いてきた。私たちは彼女の決定を理解しており、今後の活躍を願っている」とコメントした。

 ベイヤー・ロズマリン氏は南アフリカ出身。米スタンフォード大学卒業後、シリコンバレーのスタートアップやソフトウェア企業、米経営コンサルタント大手ボストン・コンサルティング・グループ、オーストラリアの大手銀コモンウェルス銀幹部などを経て、2019年3月に副CEOとしてオプタスに入社。20年4月からCEOを務めていた。

 オプタスはオーストラリアのモバイル通信でシェア2位。オーストラリア政府傘下の衛星通信会社が前身で、通信業界の自由化に伴い、当時国営の通信最大手テルストラ(旧テレコム・オーストラリア)に次ぐ2番手の通信企業として1991年に民営化された。2001年にシングテルが100%の株式を取得して完全子会社化している。

■ソース

Leadership changes at Optus: CEO Kelly Bayer Rosmarin resigns, Media Release(Singtel)





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