元ABCジャーナリスト、著名画家も勲章返上

同性愛差別発言の元テニス・チャンピオン昇格受勲に

 元テニス・チャンピオン、マーガレット・コート氏はペンテコステ派聖職者の肩書きで宗教的信条と称して、同性愛を悪魔と呼ぶなどの発言を続けてきた。そのため、世界のプロ・テニス・プレヤーを含め、各界から批判を受けてきたが、2021年のオーストラリア・デーにコート氏がオーストラリア勲章昇格受勲することが明らかになると、キャンベラの医師、元ABC放送著名ジャーナリストや著名風景画家が勲章返上の名乗りを挙げた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 風景画家で環境運動家のピーター・イングストン氏は、シドニー・ハーバーやフェリーの風景で知られており、同時に、ヒンチンブルック島、ルナ・パーク、ガム・ナッツの物語と挿絵で有名なメイ・ギブズ氏のハーバーサイドの私宅の保存などに貢献しており、そのため、2013年にオーストラリア勲章を受けている。

 今回のコート氏昇格受勲の決定に、「差別発言を繰り返す人物にオーストラリア最高の栄誉を与えることはオーストラリア社会の団結を目的とする勲章の意義を損なうことになる」と抗議し、勲章返上の意思を明らかにしている。

 キャンベラでLGBTQI+コミュニティやHIV患者の医療活動に献身してきたクララ・タック・メン・スー医師もその献身を顕彰され2016年にオーストラリア勲章を受けていたが、差別に苦しんできた同性愛者や性転換者などLGBTQI+の人々の心を踏みにじる発言を繰り返すコート氏の昇格受勲に抗議し、デビッド・ハーリー連邦総督に勲章返上の意思を伝えている。

 2021年1月26日のオーストラリア・デーに受勲する予定だった元ABC放送ジャーナリストのケリー・オブライエン氏もスー医師を支持し、「コート氏昇格受勲は無神経でオーストラリア社会を分断する決定」と語り、受勲拒否を伝えた。

 1975年にゴフ・ウィットラム労働党連邦政権が設立したオーストラリア勲章だが、受勲者が政界や社会のエリートや元公務員、裕福な男性に偏っており、ハーリー連邦総督自身も「受勲者選定の制度を大々的に見直さなければならないのではないか」と語っている。
■ソース
‘I couldn’t think of a better use of the award’: Peter Kingston rebuffs Australia Day honour in protest

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