NSW州中北部海岸地域で豪雨、貨物列車脱線

洪水で道路寸断され、旅行者ら各所で立ち往生

 NSW州中北部海岸地域では2月24日から降り続いた大雨が各所に被害をもたらしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 コフス・ハーバーの36km北方、コリンダイでは25日午前9時までの24時間に309mmの降水量があり、州緊急救援局(SES)では、25日午前2時頃には救援を求める住民の電話が殺到した。

 SESコフス・ハーバー管区のマーチン・ウェルズ副司令は、「この降水量でコリンダイの氾濫原が浸水し、この規模を予想していなかった住民が寝耳に水で助けを求めてきた。あちこちで家族が家の屋根に逃れて救出を待っていた」と語っており、ウェストパック救助ヘリコプターが15件の洪水救出を報告している。

 ウェルズ副司令は、「残念なことに今回も洪水を突っ切ろうとした車3台の救出をしなければならなかった。何度言っても浸水した道路を突っ切ろうとする人は跡を絶たない。彼らには自分達だけでなく救助の人々の生命も危険にさらしていることを自覚してもらいたい」と語っている。

 また、コフス・ハーバー北西のナナ・グレンでは、全長1kmを超える貨物列車が脱線し、機関車のディーゼル燃料8,000リットルが溢れた水に流れ込んでいる。そのため、環境保護庁(EPA)が事故のあった牧場などと協力してディーゼル燃料漏洩が広がるの食い止める作業を続けている。

 また、地元警察が、「貨車14両が脱線して周辺の浸水した牧場に横たわっており、機関車3両のうち1両が現場に横たわっている。機関車はいずれも1万リットルの燃料と1万5,000リットルのエンジン・オイルを積んでおり、その一部が漏れ出ている」と発表している。

 さらに、「警察官も総出でEPAに協力して燃料やオイルが周辺河川に流れ込まないよう食い止める作業を続けている。しかし、作業は完全に雨と洪水に妨げられている。周辺の山岳部では500mmの降水量も伝えられている。過去3か月に降った雨でこのあたりの土地は水気をたっぷり吸っており、ここに脱線した車両を引き上げるための重機を持ち込むというのはかなり困難が伴う」と懸念している。
■ソース
Families stranded, freight train detrails as more than 500mm of rain lashes NSW Mid North Coast

    日豪プレス キレイになろう特集 テイクアウェイ特集2020

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