海外でコロナウイルス接種豪人、自宅隔離要求

内務省「オーストラリア国内接種に限る」見解

 オーストラリア政府内務省は、「オーストラリア国内でコロナウイルス・ワクチン接種を受けた者に限り、海外からの帰国の際にはホテル隔離の代わりに自宅隔離が認められるようになる」としているが、海外でコロナウイルス・ワクチン接種を受けた者が、「国内接種と同等の権利を認めるよう」要求している。

 5月28日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 内務省のマイク・ペズロ事務次官が、「将来的にオーストラリア国内で接種を受けたオーストラリア人は、海外からの帰国後にホテル隔離の代わりに自宅隔離が認められるようになる」と発言したのを受け、現在海外在住で在住地で接種を受けたオーストラリア国民が、政府に対して、「海外での接種の効力を認めるのかどうかを明らかにするよう」要求している。

 オーストラリア政府は2020年3月の世界保健機関(WHO)の「コロナウイルス・パンデミック」宣言以来、国境閉鎖を行っており、2022年中期まで国境閉鎖を続ける考えを明らかにしている。そのため、特別許可を受けた海外からの渡航者や帰国豪人は自己負担で2週間のホテル隔離を義務づけられており、経費は$3,000にもなる。しかも、ホテル隔離の定員枠が小さいため、帰りたくても帰れない海外滞在オーストラリア人は万を数える。

 議会調査委員会の証言席に座ったペズロ事務次官は、「現行の国境閉鎖はいつまでも続けられない。現在、デジタル旅行者申告制度(DPD)を整備中で、このDPDには旅行者個人の健康状態やワクチン接種済み、未接種などが記録されることになっている」と語った。

 さらに、「将来的には国内で接種を受けた者は金のかかるホテル隔離の代わりに自宅隔離が認められるようになる」と発言したことから問題が大きくなっている。

 「この特例は、アメリカやイギリスなどで豪医薬品管理局(TGA)の認可したワクチンの接種を受けた者にも適用されるのか?」と質問を受けた内務省広報担当官は回答を拒み、質問を保健省に先送りし、保健省広報担当官は、「判断は、オーストラリア国内で認められる厳格なワクチン基準に諮られることになる」と答えている。

 これに対して、野党労働党のクリスティナ・ケネリー影の内務相は、「保守連合政府の混乱ぶりがさらに増えた。政府のワクチン接種プログラムの不手際で接種が大幅に遅れたことで海外滞在中の国民が帰国できない状態になっている。海外の4万人のオーストラリア国民がスコット・モリソン連邦首相に棄民されている。その上、今は内務省と保健省の間でワクチン接種者の扱いについて見解が対立している」と評した。
■ソース
‘Utter confusion’: Australians vaccinated abroad push for home quarantine

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