いよいよビーチ・シーズンがスタート

Lifeguard Yutakaの今日も僕は海をみていた

Lifeguard Yutakaの

今日も僕は海をみていた

美しく平和そうに見えるビーチも、海のプロの目を通せばドラマがいっぱい。もっと海を知り、もっと海と仲良くなるためのコツを、現役ライフガードが優しく指南。
 

第9回 いよいよシーズンスタート

11月中旬に行われたライフ・セービング世界選手権、アデレードでの日本選手団の奮闘は素晴らしいものでした。そして、自分も無事に夏季ライフガード・フィットネス・テストを終えることができて、ほっとしています。

11月下旬は、「スクーリーズ」の季節。オーストラリア各州からやって来る高校を卒業したばかりのティーンエイジャーたちのために、この時期には砂浜でも特別なイベントが数多く行われます。このスクーリーズがピークを迎える1週間は、ライフガードたちが普段の朝8時から夕方5時の勤務に加え、引き続き夕方6時から夜中12時までの夜間勤務へと精を出すこととなります。酔っ払った勢いで海に入ってしまう人や、砂浜付近でケガをしてしまう人などもいて、毎年トラブルが絶えません。

そして12月は、ゴールドコーストがいよいよ真夏になる季節です。ライフ・セービングの競技、大会やビーチでのさまざまなイベントも行われます。

今年も、もうあと少し。海での事故やケガなどなく、皆さんが安全に過ごせるよう願っていますが、12月は、1年の中で最も海での事故が多発する時期でもあります。この時期になると、ライフガードたちの勤務時間が通常の朝8時から夕方5時までではなく、朝6時から夕方6時30分までに拡大され、24時間緊急出動サービスもあり、フル稼動となります。皆さんにとっては、素晴らしい思い出となったり、子どもたちが楽しい時間をたっぷりと過ごすことのできる夏の海。しかし、ライフガードたちにとっては、とても忙しい神経がすり減るような日々の連続です。

暑い日々が続くと、思わず何も考えずに目の前の海へすぐ飛び込んでしまいたくなりますが、くれぐれも海に行く際は、ライフガードの目の届く赤色と黄色の旗を目印に砂浜へと足を運んでください。海にはたくさんの危険が潜んでいます。

それでは皆さん、事故やケガなどのない素敵な夏をゴールドコーストの海でお過ごしください。


Lifeguard Yutakaの今日も僕は海をみていた

 

 

<プロフィ-ル>
朽木豊(くちき・ゆたか)

ゴールドコースト市のプロ・ライフガード。北はスピットから南はクーランガッタまで、海難救助に精を出す日々を送る。オーストラリアで採用された最初の日本人プロ・ライフガード。フェイスブック(Yutaka Kuchiki)も随時更新中。

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