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ロンドン中国大使館に爆破予告 20代の豪州人活動家逮捕

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「私を装った誰か」がやったと容疑を否定

 ロンドンにある中国大使館を爆破すると警告したとして、オーストラリア人の男性容疑者が現地の警察に逮捕された。23日付の公共放送ABC(電子版)が報じた。

 報道によると、逮捕されたのはドリュー・パブロー容疑者(23)。同容疑者は、中国政府のチベット人やウイグル人に対する人権抑圧や台湾へ問題をめぐり、同大使館前で抗議活動を行っていた。抗議活動が始まって20分が経過した頃、警官隊が駆け付け、身柄を拘束したという。

 同容疑者は、中国大使館を爆破すると脅迫するEメールを送った疑いが持たれているが、容疑を否認している。同容疑者はABCの取材に対して「私を装った誰かが、ひどいEメールを送ったことは明らかだ。そのために私は23時間も身柄を拘束された」と述べた。

 同容疑者によると、現地の警察は事件の捜査中、同容疑者に外部との連絡を取ることを禁じ、拘束後の数時間、逮捕容疑を告げられなかったという。同容疑者は「弁護士と話もさせてくれないし、誰とも連絡と取ることができない。非常に怖い思いをしている。どうしていいのか分からない」と述べた。

 一方、ロンドン警察は不当な扱いがあったとの主張を否定している。容疑者は既に保釈され、追加の取り調べを待つ状況にあるという。

■ソース

Australian activist detained in London over alleged bomb threat email sent to Chinese embassy (ABC News)

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