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シドニー郊外でまた抗争事件か 24歳の若者が自宅前で射殺される

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ギャング「バイキー」構成員との報道も

 ギャング同士の抗争が相次いでいるオーストラリア東部シドニーの西郊で22日、構成員と見られる若者が銃で撃たれて死亡する事件が発生した。

 ニューサウスウェールズ州警察によると、事件が起きたのはシドニー市内中心部から直線距離で約34キロに位置するエリザベス・ヒルの住宅街。22日午後4時ごろ、銃撃の通報を受けて警官が駆けつけたところ、若い男性が数発の銃弾を受けて倒れていた。救急医療士が手当てを行ったが男性はその場で死亡が確認された。

 民放「セブン・ニュース」によると、射殺されたのはマービン・オライハさん(24)。自宅の車庫の前の車寄せで自分の車の中にいたところ、何者かが車のガラス越しに銃弾を浴びせ、頭部に致命傷を負った。交際相手の女性も直前にオライハさんといっしょにいたもようだが、襲撃時には現場を離れており、無傷だったという。





 事件の背景や犯行動機は不明だが、公共放送ABC(電子版)によると、オライハさんは大型2輪車を乗り回すギャング「バイキー」の一派「コマンチェロ」に属し、序列の低い構成員だったとの情報があるという。

 事件直後に現場の近くで自動車2台が燃えているのが見つかっている。ギャングの抗争に絡む射殺事件では、実行犯が事件後に犯行に使用した車両を燃やすケースが非常に多い。警察は事件との関連を調べている。

 シドニー周辺では対立するギャング同士の抗争事件が多発しており、2020年8月以降の約2年半に少なくとも18人が殺害された。今年3月には、シドニー西部セフトンで、40歳の男性が12歳の息子の目前で射殺される事件が起きている。

■ソース
Investigations after man shot dead – Elizabeth Hills(New South Wales Police Force Latest News)
Manhunt launched after gangland shooting of 24yo Sydney man Marvin Oraiha(ABC News)





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