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マリックビル銃撃事件の被害者2人はバイキー「バンディードス」関係者か オーストラリア公共放送報道

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対立組織による復讐の線が濃厚に

 オーストラリア東部シドニー市内南西部のマリックビルで7日の白昼、人通りが多い商店街を震撼させた銃撃事件。重傷を負った被害者2人は、2輪車を乗り回すギャング「バイキー」と関連があったと見られ、対立する組織による復讐との線が濃厚となっている。公共放送ABC(電子版)が報じている。

 事件は7日午後1時50分ごろ、メインストリートに面したヘアサロンの店内で発生。銃撃を受けた2人は、ロイヤル・プリンス・アルフレッド病院に緊急搬送された。ABCによると、このうち20歳の男性は依然として危険な状態にあり、もう1人の33歳の男性の様態は安定している。店内には別の客もいたが、ケガはなかったという。

 ヒットマンは逃走中。犯行直後、現場で目撃されていたシルバーの乗用車「キア・スティンガー」が、近くの路上で燃やされた状態で発見された。近隣のダルウィチ・ヒルでも、炎に包まれた白の小型トラック「トヨタ・ハイラックス」が見つかっている。いずれも火を放って証拠隠滅を図ったと見られる。

 ニューサウスウェールズ州警察の情報筋がABCに明かしたところによると、被害者2人はともにバイキーの一派「バンディードス」の関係者として、警察に知られていた人物だった。

 11日前の6月27日には、シドニー東郊ボンダイジャンクションで、保釈中の麻薬密輸組織幹部、アレン・モラディアン受刑者(48)が射殺される事件が起きたばかり。同受刑者は、バンディードスと対立するバイキー勢力「コマンチェロ」と深い関係があったとされる。

 警察はギャング同士の抗争事件と見て捜査している。ヒットマンが2台の車両を燃やした後、逃走に使用したと見られるナンバープレート「DMM59H」の「トヨタ・カムリ」の行方を追っている。

■ソース
Two brothers shot at hair salon in Sydney’s inner west linked to organised crime(ABC News)





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