検索
Close this search box.

オーストラリアのアルバニージー首相、豪中対話を本格再開 北京で習近平国家主席と首脳会談

SHARE

習氏をオーストラリアに招待

中国の習近平国家主席と首脳会談を行ったオーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相のX(旧ツイッター)の投稿

 中国を訪問したオーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は7日、4日間の訪中日程を終え、次の訪問地である南太平洋のクック諸島に向かった。4日夜に上海に到着した首相は5日、上海で開幕した中国国際輸入博覧会(CIIE)に出席。6日には北京で中国の習近平国家主席と豪中首脳会談を行った。

 両氏の首脳会談は2022年11月にインドネシア・バリで開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)以来1年ぶり。オーストラリア首相の訪中は2016年のマルコム・ターンブル氏以来7年ぶりで、最大の輸出先である中国とトップレベルの対話を本格的に再開した。

 アルバニージー首相は会談後の会見で「両国の相違に境界を定めることなく、互いが共有する利益を認識することで合意した」と述べた。両首脳は、貿易や経済関係、世界経済、中国の地域における役割、気候変動対策などについて意見を交換。両国の貿易関係が以前の状態に戻りつつあることを歓迎した。

 国際問題については、アルバニージー氏が地域の安定と意思疎通のチャンネルを開いていくことが重要だと習氏に説明した。2国間関係では、アルバニージー氏が外交と人権問題の懸念を習氏に伝えたとしている。

 会談は予定をオーバーして1時間以上にわたったという。アルバニージー氏は「非常に前向きなやり取りがあった」と述べ、習氏をオーストラリアに招待したことを明らかにした。

■ソース

PRESS CONFERENCE – BEIJING – PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA, Transcript(Prime Minister of Australia)

SHARE
Google Adsense