QLD州、廃止されていた産業廃棄物税を復活に

目に余るNSW州からの産業廃棄物輸入

 QLD州労働党政府は、2012年に自由国民党(LNP)が廃止していた産業廃棄物税を復活することを決めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 州政府はその理由として、産業廃棄物税廃止以来NSW州から州境を超えて持ち込まれる廃棄物の量が急激に増えており、QLD州に持ち込むことでNSW州内で処分するよりも安くつくことを狙った「恥知らずな」業者に課税することでしか防げないとしている。

 2012年以降、ブリスベン西方のイプスイッチがNSW州からの廃棄物輸入の温床になっており、2015年度には353,000トンの廃棄物がNSW州からQLD州の廃棄物埋立地に送られてきた。2017年度にはその数字が900,000トンに膨れあがっている。

 2017年度にはQLD州内の埋立地に送られた廃棄物の20%近くがNSW州から持ち込まれている。

 アナスタシア・パナシェイ州首相は、「QLD州がNSW州のゴミ処理場になるのを防ぐために廃棄物税を復活する。廃棄物はシドニーの大手建設会社から出てきているもので、廃棄物産業の恥知らずな業者がトラックでQLD州まで運んできている。そのトラックを州境で阻止する」と語っている。

 また、ジャッキー・トラッド州副首相は、「2011年の廃棄物税は1トンあたり$35だった」と語っており、他の州では現在トンあたり$60から$70だ」と語っている。

 2017年にABCテレビの「Four Corners」が、NSW州内では埋立地税が1トンあたり、$138かかるため、NSW州の業者はトラックや鉄道を使って廃棄物をQLD州に送り込んでいる。

 また、パラシェイ州首相は、「州民には廃棄物税をかけない」と発表している。
■ソース
Dumped waste levy recycled by Queensland in a bid to stop rubbish at the border

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る