キングス・クロス再開発計画認可申請取り下げ

地域住民の猛反対受け

 キングス・クロスの大規模な再開発計画の認可申請がシドニー市に出され、地域住民の猛反対が続いていたが、4月20日、遂に申請が取り下げられたと報じられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2017年に市に提出された再開発計画はバーボン・ホテル、エンパイア・ホテル、ル・ガールズの入っていた建物などをつぶし大規模なビルを建てるという計画だった。

 この計画には4,700万ドルの投資が予定されていたが、発表直後から住民の反対の声が挙がっており、600件の再開発計画反対意見書が市議会に提出されていた。

 この計画を推進していたIRISキャピタルのCEOを務める不動産開発業者のサム・アーノウト氏は、「開発計画認可申請書を取り下げた」と発表、「地域住民の反対の声を受け入れ、計画を撤回した。これからは市議会、住民、その他すべての利害関係者と協議の上で作業を進め、誰もが納得できる成果を得たい」と語っている。

 この再開発計画は、ダーリンハースト・ロードの18番地から32番地までの建物の一部を解体し、アパートと商業物件のビルを建てることになっていた。

 アーノウト氏は、「自分の手がける開発計画が地域住民に嫌われるというのは望ましくない。過去7年か8年かけた努力が悪評で汚されることは決して望ましくない。最初の計画案は失敗だったかもしれないが、地域住民や市議会と協議して作業を進め、必ず、最高の開発計画を完成させることができると思う」と語っている。

 この大規模再開発計画反対請願には2,000人を越える署名が集まり、今年初めには何百人もの規模の再開発反対デモが行われており、反対派は、「コモンセンスの勝利」と喜び合っている。
■ソース
Kings Cross redevelopment plan withdrawn amid local outrage

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