4月26日より「フリー・レンジ鶏卵法」発効

平飼い鶏卵の定義・基準を明確化

 めんどりを狭いケージに閉じ込め、餌を食べさせることと卵を産ませることに専念したケージ飼いの弊害がいわれ、消費者にもケージ鶏卵離れが起きており、スーパーマーケットの鶏卵商品棚はまず冷蔵化が進んだことと、フリー・レンジ(平飼い)鶏卵のスペースが大きく広がっていることが目立っている。

 4月26日、段階的に導入されてきた「フリー・レンジ鶏卵法」は消費者保護法(ACL)に基づいて全面的に強制力を持つようになった。そのため、国内フリー・レンジ鶏卵生産者は、新しい情報基準に基づいたパッケージや名称を守らなければならない。これに違反した場合にはオーストラリア競争消費者委員会(ACCC)が規則違反者を処罰することができる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 これまでフリー・レンジとパッケージに表記しながら提唱されている基準に達しないものもあり、それでいながらケージ飼い鶏卵より高い価格で販売されることがあった。「フリー・レンジ鶏卵法」は「フリー・レンジ」の名称を表記できる条件を定めており、この条件を満たさなければ「フリー・レンジ」の言葉をパッケージに表記することはできない。

 フリー・レンジの定義として、「昼間、めんどりが屋外の囲い地に十分な時間、定期的に出て自由に歩き回り、餌をあさることができなければならない」となっており、また、飼育羽数も1ヘクタールの土地に1万羽以下、1羽につき最低1平方メートルの屋外空間がなければならない。

 さらに、卵のカートンに目立つように飼育密度を表記しなければならない。また、ファーマーズ・マーケットのように鶏卵をバラで売る場合には、飼育密度を表記した札を添えておかなければならない。

 現実には新基準より低い飼育密度の養鶏場もあり、そういうところは羽数を増やすこともできる。事実、動物虐待防止協会(RSPCA)や連邦科学産業研究機構(CSIRO)は、1ヘクタールあたり1,500羽を推奨していた。

 フリー・レンジ鶏卵の価格は規制の対象になっておらず、ケージ飼いもこれまで通りできるが、フリー・レンジの基準に適合せずにパッケージにフリー・レンジと表記すれば処罰され、ACCCは市場を監視していると発表した。
■ソース
New free range egg laws come into effect today. Here’s what you need to know

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