新豪軍潜水艦隊、2030年代には時代遅れか

11年先の完成時には周囲主要国の技術先行

 軍事アナリストによると、「現在フランスの潜水艦造船所が建造を請け負っている次期豪海軍アタック級(仏スフレン級)潜水艦隊は完成時の2030年代を待たずして、周囲の主要国の潜水艦技術が先行することになる」おそれがある。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 オーストラリア政府は、アジア太平洋地域でもっとも優れた潜水艦を配備する計画だが、アナリストによると、他の国ではすでにリチウム・イオン電池で駆動する推進装置の建造を始めており、完成すれば、アタック級潜水艦よりも速く、しかもより長く潜っていられる性能を持つことになる。

 この報告書の著者はベテラン軍事アナリストのデレック・ウールナー、同僚研究者のデビッド・グリン・ジョーンズ氏の2人で、報告書の中で国防省に対して、将来の潜水艦隊には今からでも最新鋭のリチウム・イオン電池駆動推進装置を搭載するよう勧告している。

 ABC放送に出演したウールナー氏は、「HMAS Attackが2030年代初めに就役する頃にはすでに時代遅れになっているだろう」と語っている。

 アタック級は従来の重金属主電池を採用することがフランスのNaval Group社、ディーゼル発電機を供給するMTU Friedrichshafen社などとの契約で決まっている。

 2016年、マルコム・タンブル保守連合政権は、今後30年間の豪海軍潜水艦隊建造は、フランスの潜水艦造船企業が、ドイツ、日本の企業を破って12隻の契約を獲得したと発表している。
■ソース
Australia’s new fleet of submarines could be ‘obsolete’ when they come into service in 2030s

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