人気警察医ドラマ、タイトル主人公なしで新シリーズ

主人公役俳優は強制わいせつ行為などで係争中

 数年、ABCテレビが放映してきた「ドクター・ブレーク・ミステリーズ」は、主人公の警察医、ドクター・ブレークを演じていたクレーグ・マクラクラン氏が、このテレビ・ドラマの始まる前の演劇「ロッキー・ホラー・ショー」の主人公を演じた時に強制わいせつ行為、セクシャル・ハラスメント、ブリーイングなどの行為があったと訴えられているため、シリーズの存続が危ぶまれていたが、次シーズンはドクター・ルシアン・ブレークが登場しない筋書きでドラマを進めるということで制作計画が進められている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 テレビ・ドラマ・シリーズは、マクラクラン氏の疑惑が明るみに出る以前に、ABC放送が番組の終了を決めており、代わって7チャンネルがプロダクションと放映契約を取り決めた。

 2014年の「ショー」での容疑が明るみに出た後、「ミステリー」制作クルーの1人が、「セットでのマクラクランの行為はセクシャル・ハラスメントのようだった」と公言した。そのため、プロダクションのディセンバー・メディアが第三者調査機関に委託して調査させ、調査機関は、「撮影現場ではマクラクラン氏がクルーの集まっているところで卑猥な行為をすることはあったが、親しい仲間同士の間で行われるような行為であり、特定人物を狙ったセクシャル・ハラスメントやブリーイングとはいえない」と報告している。

 この報告書の後で、ドクター・ブレークの恋人、ジーン・ビーズリーを演じるナディーン・ガーナー氏がマクラクラン氏を擁護し、「彼はクルーの気持ちを盛り上げるために卑猥な行為をしただけで、その結果、私達はいい仕事ができた」と語っている。

 7チャンネルで放送される次シーズンからは、タイトルも、「ブレーク・ミステリー」と改称され、ドクター・ブレークの不在が話の中心軸になる。また、2017年のシーズン・ファイブで、11月にABCで放映されたフィナーレは通常より長い90分ものだったことから、次シーズンもこの形を踏襲し、評判が良ければ今後もそのスタイルを続けるとしている。

 スクリーン・オーストラリアのサリー・キャプラン制作部長は、「番組が中止になると国内の大勢の俳優やドラマ制作スタッフの仕事が突然消えてしまう。現在のようにあやうい時期にはスクリーン・オーストラリアが俳優や制作スタッフを支援することが重要だ。また、視聴者からの要望もあり、このドラマを新しい方向で維持できることを誇りに思う」と語っている。

 同ドラマに出資してきたフィルム・ビクトリアは、「プロダクションのディセンバー・メディアが俳優とスタッフにとって安全とサポート体制を用意している」と語っている。
■ソース
Doctor Blake Mysteries to return without Craig McLachlan

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