グルムル・ユヌピングの遺作アルバム、トップチャートに

アボリジニ言語のアルバムとしてはレコード史上初

 盲目のアボリジニ歌手、ジェフリー・グルムル・ユヌピングさんの遺作となったアルバムはユヌピングさんが亡くなってから9か月後にリリースされ、アボリジニ言語のアルバムとしてはオーストラリア・レコード史上初のトップ・チャートに上昇した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 このアルバムは、「Djarimirri(Child of the Rainbow)」のタイトルで出版されたが、制作に4年をかけたこのアルバムではリリースまでに様々なことが起きており、スキニーフィッシュ・ミュージックのプロデューサ、マイケル・ホーネン氏も、「このアルバムは経済的にも芸術的にも大きなリスクを抱えていたが、その努力が報われた。トップ・チャートに上ることは考えられないレコードだ。ビートもない。プログラミングもない。ポップになる要素が欠けている。トップ・チャートに上るアルバムとはまったく逆の作品であり、途方もなく誠実なレコードだ。また、歳月と情熱を傾けた作品になった」と語っている。

 このアルバムはオーストラリアでもっとも美しい声の一人とされたDr. Gの遺産が継承されていくことを予言する彼の最後のメッセージと考えられている。

 Djarimirriは、Dr. G ユヌピングさんの伝統であるヨルングの社会の伝統的な歌とハーモニーを伴う詠唱とオーストラリア室内楽オーケストラ、シドニー・シンフォニー・オーケストラのオーケストラ・アレンジで構成されていり、何年にもわたって何度も録音を重ねた。ホーネン氏のプロデュースとエルキ・ベルトハイム氏のオーケストラ・アレンジによる情熱を傾けた作品になっている。

 ユヌピングさんの長年のコラボレーターであり、また友人でもあったホーネン氏は、「このアルバムは、Dr. G、彼の家族、ヨルングの人々、さらにすべてのアボリジニの人々への証言となっている」と語っている。
■ソース
Gurrumul Yunupingu’s album first Indigenous language album to top Australian charts

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