プレゼンターのリー・リン・チンさん、SBSを退職

民族専門放送局の顔を務めて40年

 7月26日、長年、国営民族専門放送局SBSプレゼンターを務めてきたリー・リン・チンさんがSBSを退職すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 チンさんはSBS勤続40年のうち30年を週末のニュース番組のプレゼンターとして務め、多民族主義オーストラリアの顔の一つになっていた。また、日本人デザイナーのファッションのファンとしても知られており、毎週、かなり目立つファッションでテレビに現れていた。

 テン・デーリーのサンドラ・サリーさんとのインタビューで、「大きい理由はない。小さい理由や中くらいの理由などいくつか退職の理由があるが当分は自分の胸にしまっておきたい。いつか話すことがあると思う」と語り、さらに、「一つだけここで打ち明けると、週に2日仕事をしているとパブに行ったり、シェークスピア全集を読み直す時間も取れない。だからもう1日も働かないことにしようかと考えた」と語っている。

 チンさんのSBSワールド・ニュースでの最終ニューズ・ブレティンはこの日曜日夕方に放送される。

 SBS放送も声明を発表し、チンさんを、「オーストラリアでもっとも顔を知られ、尊敬されているニュース・リーダーの一人」と述べている。

 チンさんは、インドネシアのジャカルタに中国人の両親の許に生まれ、シンガポールで成長期を過ごした後、オーストラリアに移民してきた。

 1980年に中国語映画の翻訳者としてSBSに勤め始め、その後、SBSワールド・ニュースの週末ブレティンのプレゼンターとして、またSBS放送のアジア人の顔として画面に登場するようになった。

 週末のブレティンのチンさん後継者には大腸がんの治療で快復したアントン・イーナスさんが復帰することになっている。
■ソース
Lee Lin Chin quits SBS after 30 years of presenting

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