「刑務所の警備はまったくのお笑いぐさ」と受刑者

刑務所内からビデオで刃物、ドラッグをネットに流す

 シドニー北西部パークリー矯正センター(刑務所)の受刑者と称する人物が、房内で撮影したと見られるビデオをユーチューブに投稿、ナイフやドラッグのアイス入りと称する袋を映し、「刑務所の警備なんてまったくのお笑いぐさ。どうやって手に入れたかって? 看守が持ち込んだのだ」などと語っている。

 同刑務所は管理が民営化されており、管轄当局がすでに捜査を始めているが、管理を請け負っている企業の処罰に行き着く可能性もある。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 このビデオは6月にユーチューブに投稿されており、スマートフォンで撮影されたものと見られている。刑務所内では携帯電話所持も禁止されている。

 州矯正局では、「非常に重大な警備の破綻」として、捜査を進めているが、7月8日に行われた刑務所内捜査だけでも携帯電話4台、ステロイド錠剤その他違法持ち込みの物品がいくつか押収されている。

 また、7月10日には矯正局と刑務所管理を請け負うGEOグループが警備や安全問題で話し合う、と発表していた。

 ビデオでは、受刑者と称する人物がナイフで壁に傷をつけてみせ、「刑務所では若い者がダメになっていっている。ここの若い者はまったく恐怖におびえている」と語っている。

 NSW州政府のデビッド・エリオット矯正担当大臣は、「GEOグループとの請負契約を見直す。ユーチューブを見た時は仰天し、直ちに捜査するよう指示した。管理会社の怠慢であればどのような処罰があり得るかを矯正局と話し合った」と語っている。

 一方、公務員組合(PSA)のスチュワート・リトル書記長は、「政府が司法制度の最後の部分に十分な投資をしてこなかったつけだ。金を出し渋ればこういう結果になる」と語っており、ルーク・フォリー労働党党首も、「民営化された刑務所では運営が秘密主義になってきている」と批判している。

 NSW州では、刑務所管理の民営化はパークリー矯正センターを含めた2箇所だけ。
■ソース
‘Dead-set joke’: Parklea prison inmate wields knife, drugs in video

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