未解決殺人事件で警察重大ミスを認める

DNA取り違え、容疑者をシロと判断する

 1980年にメルボルンで女性が殺害された事件で、警察がDNAサンプルを取り違えたため、容疑者のペドファイル聖職者をシロと判断してしまっていた。警察がこの重大ミスを認めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 メルボルン北郊のソーンベリーのシングル・マザー、マリア・ジェームズさんが残酷な仕方で殺されていた事件で、容疑者のDNAプロファイルを確定するために試験された血染めの枕カバーは、他の無関係な事件現場から押収されたものではないかとされている。

 マリア・ジェームズ殺害事件では、DNAテストで対照とする証拠品が間違っていたため、何人かの容疑者に混じって地元の聖職者、アンソニー・ボンジョルノ神父もシロとされた。

 警察が重大ミスを認めたことから、被害者の2人の息子、マークさんとアダムさんがVIC州検視法廷に最初の判決を停止し、再審するよう公式書類を提出した。

 マリア・ジェームズさんは、経営する書店の背後にあった自宅内で68箇所をめった突きにされており、警察では「異様で興奮した者の犯行」と判断した。

 ABC放送のポドカースト「Trace」がこの殺人事件を1年以上も調査し、最近になって、DNAサンプルが取り違えられていたために神父が容疑者リストから外されていたことを突き止めた。

 ABC放送がVIC州警察にこの情報を提出し、VIC州警察も、最近になって未解決殺人事件の洗い直しをしていた殺人課が証拠品の取り違えを発見していた。

 2013年になって、ボンジョルノ神父が当時11歳のアダムさんに性的暴行を加えていたことが明らかにされた。脳性小児マヒとトゥレット症候群を患っていたアダムさんは、マリアさんが殺害される何週間か前にマリアさんに性的暴行を受けたことを伝えた。48歳になるアダムさんは、母親が直接神父を問い詰めようとして殺されたのではないかと推理している。
■ソース
Trace: Police admit DNA bungle wrongly cleared paedophile priest as suspect in cold case murder

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