ダーウィンのマンゴー業者、FWOが$25,000の罰金

バックパッカーを時給$2.68で働かせる

 この数年、海外留学生や海外からのバックパッカーを最低賃金を大幅に下回る賃金で働かせる悪徳業者がしばしば問題になっているが、12月14日にはダーウィンのマンゴー業者がバックパッカーを時給$2.68で働かせていた事件でFair Workオンブズマン(FWO)が$25,000を超える罰金を言い渡したことが伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日、ダーウィンの連邦巡回裁判所で、FWOから訴えられていたマンゴー業者のVinai Chaipomが、2015年に2か月間にわたり、12人の外国人労働者に法定最低賃金をはるかに下回る賃金しか払わなかったとして、$25,412の罰金を言い渡された。

 12人はヨーロッパとアジアから417ワーキング・ホリデー・ビザでオーストラリアを旅行していた19歳を含む若者で、オンライン求人広告や直接Chaipomに連絡して仕事に就いていた。

 FWOの訴状によると、若者達は旅行資金の足しに仕事を望んでいたこともあり、同時に、オーストラリア国内でのワーキング・ホリデー初年に特定地域の特定業種・職種で88日間働くと、1年後にはさらに1年間のワーキング・ホリデー・ビザ延長資格が得られるため賃金搾取にも耐えていた。

 Chaipomは、The Mango Shopの名称で事業を行い、ハンプティー・ドゥー地域で果実を摘み、路肩で販売をしていたが、警察の調べで、ワーキング・ホリデー・メーカー達を4日間から8週間弱の期間雇用し、果実摘み、枝払い、雑草抜きなどの仕事をさせていた。

 カジュアル雇用の場合、労働者は時給最低$19.45から$21.61を受け取ることが法律で定められている。しかし、4人はまったく賃金をもらえず、他の8人も総額で$500から$1,000しかもらっていなかった。さらに、Chaipomは給料明細表も渡しておらず、労働者は違法賃金の証拠を手に入れることができなかった。

 罰金以外にも、Chaipomは、12人に対して、30日以内に未払い分賃金を払うよう命令されている。

 FWOのナタリー・ジェームズ氏は、「417労働者は、労働搾取があればすぐにFWOに訴えてもらいたい。FWOは労働搾取を取り締まることができるし、2年目のワーキング・ホリデー・ビザ申請で不利にならないように支援できる」と語っている。

 NT農業連合会のグレッグ・オウエンズCEOは、「悪質な業者のためにオーストラリアの果実産業全体が悪評を受けることになる。そういう業者がこの産業にいることは望ましくない。労働者斡旋業者の資格認定制度が必要だ」と語っている。
■ソース
Rogue Darwin mango trader fined for paying backpacker workers as little as $2.68 an hour

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