ブリスベン港の警備員、ステッカーでクビ

炭鉱開発反対ステッカー車に貼り

 8月25日、ブリスベン港当局は、同港湾警備員のキム・ギャリックさんを解雇したことが明らかにされている。ギャリックさんは、当局の指示に反して、自分の車に炭鉱開発反対のステッカーを貼っていたために「逆鱗に触れ」解雇されたと語っている。

 ギャリックさんの雇い主、コーポレート・プロテクション・オーストラリア・グループは、今月初めに解雇を言い渡し、ギャリックさんが自分の車に貼っている「Coal Dust Free Brisbane」というステッカーが解雇理由だと通告したとされている。

 ギャリックさんは、「ブリスベン港の職員からステッカーについて警告されたことがある。一旦はがしたが考え直し、再び貼り付けた。バカにされたような気持ちで腹が立った。この国は民主主義国だし、自分の持ち物に自分の考えを掲示して何が悪いのかと思う」と語っているが、現在、ブリスベン港の5箇所全ての区域で警備員の仕事に就くことができない。

 雇い主がギャリックさんに宛てた手紙では、ステッカーのことがはっきりと記述されており、ブリスベン港湾がギャリックさんを名指して送り込まないよう指示したことが明らかになっている。しかし、ブリスベン港湾側は、「その問題についてはコメントしない」と答えている。また、コーポレート・プロテクション・オーストラリア・グループは、ギャリックさんとの雇用関係は、セキュリティの問題で港湾で働けなくなったために切れたと発表している。

 ギャリックさんの自宅はブリスベン港への石炭列車の鉄道線路に接しており、「洗濯物をその日のうちに取り込まないと炭塵の汚れがついてしまう」と語っている。また、クリーン・エア・クイーンズランドのコミュニティ・オルグのマイケル・ケーンさんは、「ギャリックさん解雇は悪い冗談だ。自分の車にステッカーを貼って解雇されただと。これが深刻な事実でなければ大笑いするところだ」と語っている。

 セキュリティ会社はギャリックさんに他の顧客の警備の仕事を紹介したが、ギャリックさんはこれを断っている。法律アドバイスでは、会社側が代替の仕事を提示しており、彼女がこれを断ったことから、不当解雇の裁判を起こしても勝つチャンスはほとんどないとしている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-25/brisbane-woman-fired-over-anti-coal-sign-on-car/5695320

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