国粋主義団体と反民族差別派衝突

VIC州リッチモンドで警察隊、間に入る

 5月31日、VIC州メルボルン市東部リッチモンドのタウンホール前で排外国粋主義団体と反民族差別団体がもみ合いになり、軽い暴力衝突に発展した。そのため、警官隊が間に割って入り、両者を引き離す措置を取った。「オーストラリア回復」をスローガンにするデモ集会に参加していた「連合愛国者戦線(UPF)」を名乗る小極右団体。「オーストラリア回復」は国内州都で反ムスリムのデモや集会を呼びかけている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 UPFのメンバー70人ほどが、「オーストラリア回復」デモに抗議し、「ムスリム歓迎、民族差別主義者お断り」のシュプレヒコールを叫ぶ「人種差別とファシズムに反対するキャンペーン」の300人とリッチモンド・タウンホール前で接触、怒号の交換から暴力に発展した。そのため、警官60人ほどと10頭以上の騎馬警官隊が両派を隔てた。警察によれば、逮捕者は出なかったが、男1人がナイフを持っていたため職務質問を受け、「凶器携帯」で起訴される見込み。この騒ぎのため、市電がブリッジ・ロードを迂回したが午後2時には回復した。

 スティーブン・ジョリー・リッチモンド市会議員が、「UPFグループは私の開いた民族差別反対フォーラムに抗議してやってきた」と語っており、一方、UPFグループは、ソーシャル・メディアに、「前回の反民族差別主義団体の行為に抗議する」と掲げている。

 「連中は平和な行進を妨害し、老人女性に暴力を振るい、警官には馬糞を投げつけていた。しかも、連中がオーストラリア国旗を燃やしたことを忘れるな」とソーシャル・メディアに書いている。「オーストラリア回復」グループは、「オーストラリアにシャリア法を入れない」とか「ハラル認証反対」、「ヘッドスカープ反対」などのスローガンを掲げている。
■ソース
Violent clashes between United Patriots Front and anti-racism protesters at Richmond Town Hall

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