通報にライフル構えたスキー・マスクの男を捕らえてみれば

無許可の音楽プロモーション・ビデオ撮影で2人起訴

 6月17日午後、シドニー・インナーウエストのマリックビルで、街頭にライフルで武装したスキーマスクの男が現れたため、通行人が警察に通報したが、捜査の結果、バンドのプロモーション・ビデオ撮影で無許可だったため、2人が起訴された。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 短時間のうちに、州警察機動隊がフェバーシャム・ストリートに到着した。この道路はシドナム・ロードから入った工場や倉庫、マリックビル・ボウリング・クラブなどに囲まれた通行人も少ない路地で、ヒップ・ホップ・レコード・レーベル、エレファント・トラックスの事務所やレッド・ラトラー・シアターなどもある。

 機動隊が現場にいた人間を調べた結果、バンドがプロモーション・ビデオ・クリップの撮影をしていたもので、スキー・マスクの男が抱えていたのも空気銃だった。

 しかし、バンドのメンバーには具合が悪いことに、空気銃は所持許可を得ておらず、しかも、公共の場で使用することは許可されていない。

 6月20日、警察は41歳と38歳の男2人を、無登録銃砲を許可なく公共の場で所持したとして起訴した。

 エレファント・トラックスの宣伝担当者、ケイトリン・マグレガーさんは、「あんなに怖い思いをしたことはなかった。事務所の窓際に座っていて、ふと頭を上げると、ライフルを抱えてマスクをした男が路地を曲がってこちらに向かって歩いてきた。男の後を撮影班が歩いていた筈なのだがマグレガーさんからは見えなかった。とっさに、人殺しをするためにどこかに行くつもりだわと思った。フロリダの乱射事件があったばかりだから、私もひどくトラウマになっているのだと思う。ほんとに怖かった」と語っている。

 マグレガーさんは事務所の裏手の倉庫に逃げ、そこに隠れていた。同僚は昼ご飯に出かけていたからテキスト・メッセージを送ったら、事務所に隠れてドアもすべてロックし、警察に電話するようにとの返事だった。

 機動隊は現場にいたグループを尋問し、全員をニュータウン警察署に連行した。

 マグレガーさんはショックがさめず、泣きながら、「あんな思いは二度とごめん。近所の人達にビデオ撮影すると一言言っておけば問題なかったのに」と語っている。
ソース
Terrifying man in ski mask with rifle just from a band filming a music video

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