ホーリー・ドラー、白昼堂々盗まれる

NSW州立図書館特殊陳列ケースから

 8月6日午後、NSW州立図書館からホーリー・ドラーを含む12枚の歴史的な希少硬貨が盗まれた。

 州立図書館館長のアレックス・バーン博士によると、同日午後3時40分頃、賊は図書館の硬貨陳列ケースを破り、展示されていた硬貨15枚のうち、12枚を持ち去った。盗まれた硬貨はオーストラリア植民地初期の歴史的にも貴重な価値を持つ通貨で、警察では賊の正体や行方を追っている。

 賊の姿は図書館の防犯カメラ(CCTV)に捉えられており、図書館ではビデオ・テープを警察に提出し、警察では同日市内のホテルで起きた盗難事件と関連があるのではないかと見て捜査している。

 硬貨は図書館の所蔵品で、ギャラリーの防犯ケースに納めて展示されていた。バーン博士は、「賊はギャラリーに入ってきて1時間ほどぶらぶらした後、ケースを破った。ケースは非常に頑丈にできているが、最終的に賊は硬貨に手を届かせ、12枚を盗んだ。ケースを破るのに何らかの道具を使った可能性もある。もっとも貴重な硬貨の一つはオーストラリアで最初に打刻された「ホーリー・ドラー」で、2年前にはメルボルンで41万ドルの値段がついている。この硬貨は、19世紀初め、ラクラン・マコーリー総督がオーストラリア植民地に硬貨制度がなかったことから、スペイン・ドル硬貨4万枚を輸入、その硬貨が大きかったため、マコーリー総督が命じて中心部を打ち抜かせた。この中心と穴の開いた円周部がそれぞれ15ペンスと5シリングで通用した。この硬貨に再打刻し、1814年から通用し始めた。現在、何枚のホーリー・ドラーが残存しているのかは突き止められておらず、盗まれた硬貨も歴史的価値は非常に高い。

 警察によると、同日午後5時20分頃、ジョージ・ストリートのホテルに男が入り込み、ガラス・キャビネットからダイアモンドのイヤリングを4セット、ダイヤモンドの指輪を3個、それに金のペンダント1個を盗んで立ち去っており、盗難被害額は$75,000相当とされている。(NP)

http://www.smh.com.au/nsw/rare-coins-worth-1-million–including-holey-dollar–stolen-from-state-library-of-nsw-20140808-101xgi.html

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