イギリスとオーストラリアで多剤耐性淋疾3症例

2人は東南アジアで感染、1人は感染源不明

 英国公衆衛生庁(PHE)は、「世界最悪の多剤耐性スーパー淋疾の治療に成功した」と発表したが、オーストラリアでもQLD州とWA州で同様の淋疾2症例が見つかっており、まだどの抗生物質が効果があるのか突き止められていない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 PHEの発表によると、イギリスの男性は異性愛者でイギリス国内にパートナーがいるが、東南アジアで他の女性と肉体関係を持ち、感染したものと思われる。しかし、淋疾の一般的な治療法である抗生物質のアジスロマイシンとセフトリアキソンの併用が効かなかったのは初めてのケースだった。ただし、最終的にエルタペネムで効果があった。

 PHEのグエンダ・ヒューズ性感染症(STI)部長は、「多剤耐性淋疾患者の治療に成功したことで安堵している。調査の結果、イギリス国内には他に感染者はいないことが明らかになった」と発表している。また、男性が肉体関係を持った東南アジアの女性にも通知する努力をしていると語っている。

 一方、連邦政府主任医務官のブレンダン・マーフィー教授は、オーストラリアでもQLD州とWA州で多剤耐性淋疾患者が2人出ていることを明らかにし、これまでのところ、セフトリアキソン、アジスロマイシン、シプロフロキサシン、ペニシリン、テトラサイクリンに耐性があることが判明している。

 オーストラリアの患者の一人は東南アジアで感染しているが、もう一人は最近海外に出かけたことがない。そのため、マーフィ教授は、「当局は患者の感染ルートを突き止めるために努力している」と語った。

 また、淋疾の症状を感じた人はすぐに医者の診断を受けるよう呼びかけている。
■ソース
UK man’s super-gonorrhoea cured – but now two Australians have it

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