キャンベラ造幣局で2ドル硬貨発行30周年記念

「将来、5セント、10セント硬貨が廃止されるかも」

 隣のニュージーランドでは硬貨の最小額面が10セントになり、20セント、50セントとともにサイズも小さくなっている。オーストラリアでも5セント硬貨の廃止は以前から言われている。

 2ドル硬貨が発行30周年を迎え、キャンベラの造幣局、Royal Australian Mintで誕生日記念行事が行われた。キャッシュレス経済に向かっていても1ドル、2ドル両硬貨は残るだろうと専門家は語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 1966年に貨幣単位が12進法、16進法混合のポンド、シリング、ペンス、(他にもフロリン)から10進法のダラー、セントに代わって発行された緑色の2ドル紙幣が1988年6月20日にはニッケルを含むアルミ青銅の補助貨幣に取って代わられた。

 2ドル硬貨の図柄は表がエリザベス女王の横顔、裏がホルスト・ホーネ制作でエンズリー・ロバーツの絵にヒントを得たもので、政府からは南十字とオーストラリアの植物を加えることが指示されていた。

 1988年に1億6,000枚が発行され、これまでに合計8億6,400万枚が発行されている。また、記念硬貨は2012年以来1,500万枚以上が発行されている。造幣局では打刻機1基あたり1日に20万枚を製造できる。打刻して出てきた硬貨を入れる44ガロン・ドラム缶には10万枚入っており、重量は693kgにもなる。また、アルミ青銅合金の成分比率は銅92%、アルミニウム6%、ニッケル2%となっている。

 オーストラリアの硬貨のエリザベス女王の肖像はこれまでに3種類があるが、2ドル硬貨の場合は2種類で、最初がラファエル・マクルーフ、1999年の更新がイアン・ランク=ブロードリーの図案となっている。

 また、2012年には2ドル硬貨に赤色のケシの花、緑色のケシの花が描かれる着色硬貨が現れた。

 2ドル硬貨発行計画は1984年発行の1ドル硬貨と同時に始められており、当時、紙幣の平均寿命は5年だったのに対し、硬貨なら25年から40年の寿命があった。また、発行計画当時、硬貨の直径が小さいことを懸念する国民の声もあり、時間をかけて協議が続けられ、結果として大きさよりもアルミ青銅の重量感で納得を受けた。

 30周年記念のこの日、2ドル硬貨12枚を図案とする記念2ドル硬貨が発表された。
■ソース
$2 coin celebrates 30th birthday at Royal Australian Mint

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る