カールトン、SMHコラム執筆を辞職

イスラエル・ガザ攻撃問題で読者と対立

 8月6日、シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH)の週末版で1ページのエッセーを論評を書いていたマイク・カールトン氏が同紙との契約を打ち切り、辞職したことを発表している。

 カールトン氏は前々回のページでイスラエルのガザ攻撃を批判する内容の評論を書いており、その論評に対する読者との批判のやりとりが原因になっていると言われている。SMHを発行するフェアファクス社のニューズ・ビジネス・メディア部長、ショーン・エイルマー氏は、「問題はコラムの内容ではなく、カールトンが電子メールやソーシャル・メディアで読者に取った態度だ。コラムにはかなりの批判が寄せられた。大勢の読者がマイクに宛てて書いていたが、それに対するマイクの対応が問題を引き起こした。見逃すことのできない言葉遣いだった。昨日、ダレン・グッドサー編集主幹がカールトンに電話し、謝罪するよう促した。昨日午後にはさらに電子メールが届いたため、昨夜になって我々はカールトンの職務停止を伝えたが、カールトンがその場で辞職を申し出た」と語っている。

 6日朝にはカールトン氏がツイターに投稿してSHM紙をやめたことを明らかにした上で、「かつて偉大だった新聞が脅しに屈したことは残念なことだ。2週間にわたって、ナチとかユダヤ人嫌いのゲスとか言われ続けた結果、私の方も何人かにf*** offと言い返した。オーストラリアでは誰でもよくやることだ」と書いている。

 SMHのグッドサー編集主幹は、「脅しに屈してはいない。コラムの内容でもなければSMHの編集の独立性の問題でもない。読者に対する対応の問題だ」と語っている。

 ジューイッシュ・ニュースのゼディ・ローレンス氏は、「口汚い人物が辞職して喜んでいる読者は多いと思う。コラムニストにも自分の意見を権利があることは認めるが、意見は事実に基づき、バランスが取れていることが大切で、対立を煽るようなものであってはならないと考えている」と語っている。

 6日の同紙は、コメント欄に元ABC中東特派員、ピーター・ジョージ氏の冷静なベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相批判を掲載している。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-06/smh-columnist-mike-carlton-resigns-following-gaza-column-furore/5651470

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