ギャレット元大臣、「ワイロ」の主張撤回

ウィルキー(無)議員「信頼性に欠ける」

 ABC放送が入手したドキュメンタリー・フィルムで、ピーター・ギャレット元環境相が、「クラブNSWのイベントの席で札束の封筒を見せられたが受け取りを拒んだ」と語ったとされている。しかし、その後に、「そのできごとは政界入りする前の出来事だし、封筒の中身は札束ではなく小切手だった」と訂正しており、アンドリュー・ウィルキー連邦下院無所属議員は、「ギャレット氏の話は信頼性に欠ける。真実を明らかにすべきだ」と追及の構えを示している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ギャレット氏はロックバンド、ミッドナイト・オイルのリード・ボーカルから2003年に労働党候補で連邦政界入りし、環境相を務めた。ドキュメンタリー・フィルムでは、そのできごとは、ギャレット氏が連邦下院議員に当選した後、ポーキー・マシンの利権が大きいクラブNSWとパブ経営者団体の豪ホテル協会(AHA)とが主催した、氏の選挙区でのイベントでのことで、ギャレット氏は、「一人が私の所に来て封筒を差し出した。私は資料か何かだろうと思って受け取って覗いてみたら、いくらか分からないが何百ドル、ひょっとしたら何千ドルにもなるかもしれないが、札束が入っていた。そこで封筒を突き返した」と証言している。

 クラブNSWはギャレット証言を否定しており、その後、ギャレット氏自身もABC放送に宛てて、「そのできごとは自分が当選する前で、封筒に入っていたのは現金ではなく、党選挙評議会宛の小切手だった」との声明を送っている。

 これに対して、長年の賭博反対派でTAS州選出のアンドリュー・ウィルキー無所属下院議員は、「ギャレット氏は真実は明らかにしなければならない。勘違いしていたという言い訳は信用できない。話の始まりに戻るが、ポーカー・マシン業界の者がワイロと解釈されるものを提供しようとしたなら司直が捜査しなければならないことだ」と語っている。

 ギャレット氏は、「ドキュメンタリーの制作側には直ちに間違いを伝え、訂正できるようにした。メディアの報道と違い、誰かが違法行為をしたとは主張していない」と声明で述べている。
■ソース
Peter Garrett backs away from ‘bribe’ claim

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