ティム・ウィルソン、人権委員を辞職

連邦議員目指し、自由党公認選に

 2月15日、ティム・ウィルソン人権擁護委員は、今期限りで政界引退を表明しているアンドリュー・ロブ議員の地盤、VIC州ゴールドスタイン選挙区から連邦選挙に出馬するため、自由党公認選候補に名乗りを挙げると発表、そのため、公認選立候補前に人権擁護委員を辞職したことを明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 差別発言より言論の自由を優先させる考えや人権擁護委員会解体論を唱えながら、トニー・アボット前首相から人権擁護委員に任命されたティム・ウィルソン氏は、それ以前は右派ロビー団体の「Institute of Public Affairs」政策部長を務めていた。

 今回、高給の人権擁護委員を辞職するのは政党から選挙に出るため、難しい決断だったが、人権擁護委員という仕事の性格上、公正中立を維持するためにも今辞職しなければならないと決めたとしている。

 また、ウィルソン氏のウエブサイトに声明を掲載し、「人権擁護委員を務めたことは名誉だ。個人の権利と自由に新鮮で重要な意義を加えるために任命された。自由擁護委員と呼ばれたことを誇りにしている。国内の人権問題の議論で言論の自由と宗教の自由の意識を高めることができたと思う」と述べている。

 さらに、「自分は生まれも育ちもメルボルン市民だ。選挙区住民とのつながりがあると考えている。また、20年近く、自由党党員だった。地元病院の理事も務め、家族もゴールドスタイン選挙区に住んでいる」と発言している。

 ジョージ・ブランディス法務長官は、「2013年暮れにウィルソン氏に人権擁護委員を打診した時には政治家候補ではなかった。人権擁護委員に就任する場合には自由党党員を辞めるべきだということも告げた」と語っている。
■ソース
Tim Wilson resigns as Human Rights Commissioner, seeks preselection for Liberal Party

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