中国、南シナ海問題でオーストラリアに二国関係を警告

「余計な口出しをすれば両国間の関係が損なわれる」

 南シナ海の西沙諸島(パラセル諸島)、南沙諸島(スプラトリー諸島)をめぐっては中国、台湾、フィリピン、マレーシア、ベトナムがそれぞれ領有権を主張しており、水産資源、海底地下資源が有望なことから争奪戦も激しくなっている。また、この海域は中国が実効支配し、環礁に滑走路やミサイル基地などを建造している。フィリピンが中国を相手取ってハーグの国際仲裁裁判所に訴えていたが、先日、フィリピン勝訴の判決が出た。

 オーストラリア国内では、ジュリー・ビショップ外相が、「中国は国際仲裁裁判所の判決に従うべきだ」と発言した。それに対して中国側から、「オーストラリアは南シナ海問題に余計な口出しを避けること。さもなければ2国間関係が損なわれることになるだろう」と常になくあからさまな警告が返ってきている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 中国政府外交部は、「ビショップ豪外相が、7月13日にABCラジオ放送で、中国は国連の判決に従うべきだ、またオーストラリアは航行の自由を行使し続けると発言したことにショックを受けている」と声明を発表した。

 中国政府外交部の陆(陸の簡体字)慷報道官は、「オーストラリアは、不法な仲裁裁判所の不法な判決を国際法のように扱うべきではない。また、オーストラリアが南シナ海で海空の航行の自由を行使するなら、両国の関係にとって脅威となるだろう。オーストラリアは、領土紛争がある時にはどちらの立場も取らないという約束を守るべきだ。オーストラリアは地域の平和、安定、治安、さらに両国の関係を損なうようなことはすべきではない」と語り、さらに、「オーストラリアは国際法をゲームのように扱うべきではない」と警告した。

 また、「中国は国家主権侵害には断固として反撃する」と述べている。
■ソース
China warns Australia: stay out of the South China Sea or risk damage to bilateral relations

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