シドニーの新インターシティ鉄道車両幅広すぎて不都合

就役までにブルーマウンテン線改造工事が必要と判明

 10月5日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)によると、NSW州政府が23億ドルの予算で韓国企業に発注した次期インターシティ鉄道車両は、入札募集資料で車両幅が3.1mとされていることが明らかになった。同紙は、「電車の車両幅が3.1mでは、ブルーマウンテン線の改造工事が必要になる」と報道している。

 山岳部を走るブルーマウンテン線の線路は、スプリングウッドからリスゴーまでの区間が特に狭く、現在老朽化しており、新型車両導入で順次廃止される予定の現行のV-Set車両型式のように車両幅が3m未満でないと入ることができない。

 Transport for NSWでもその事実を認めており、2019年の新型車両導入までにブルーマウンテン線の駅プラットフォーム延伸、線路、信号の改造などの工事が行われるとしており、「新型車両はTransport for NSWの指定仕様に基づくものであり、鉄道インフラストラクチャの改造は当初から意図するところで、乗客の快適性を向上させるため。また、新型車両導入計画に組み込んでいる」と述べている。

 しかし、ブルー・マウンテン選挙区選出のトリシュ・ドイル労働党議員は、「マイク・ベアード州政権は、ブルーマウンテン線の一番狭いところをメジャーで測りもせずに頭からプロジェクトに飛び込んでしまった。できあいの設計図を買うことをせず、Railcorpのエキスパートを使って、実際の路線の条件を念頭に新しい車両をインハウスで設計すべきだった。アンドリュー・コンスタンス運輸相も宿題をしないまま韓国から車両を買うことで予算を最低限に抑えられると自慢する始末だ。今になって、ブルーマウンテン線を走れないことが判明した」と語っている。

 2016年8月にコンスタンス運輸相は、「韓国から買うことで予算を25%抑えることができた」と発表していた。しかし、512両の車両建造の23億ドルの予算にブルーマウンテン線の改造工事や中部海岸地域のカンジー・アンジーの車両保守施設建設のコストも含まれているのかどうかは明らかになっていない。
■ソース
New intercity trains too wide for rail line to stations in Blue Mountains

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