フィジー、オーストラリア名指しで批判

「気候変動の元凶が島国見殺し」 

 6月19日、フィジー暫定政権のフランク・バイニマラマ首相が、「世界各国が気候変動に対処しようとせず、太平洋島嶼国を波に沈むままに見殺しにしようとしている」と世界の先進国などを批判している。

 太平洋諸島国開発フォーラム(PIDF)の席で、バイニマラマ首相はオーストラリアを名指し、「太平洋諸島国の間にはオーストラリアの気候変動無策に落胆と失望が広がっている。キリバチ、ツバル、マーシャル群島などの島国は地球温暖化で領土そのものの存在が危うくなっている。フィジーを含め、島の海岸部はどんどん海に呑み込まれて言っている。それなのに、世界各国でこの危機に対する行動意志はむしろ弱まっている」と発言した。このフォーラムにはインドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領が来賓で招待されており、大統領は地域の「緑の経済」を発展させるため、太平洋諸島国が気候変動と戦う資金として2,000万ドルを約束した。

 バイニマラマ首相は、「オーストラリアはトニー・アボット政権樹立以来気候変動問題に対して言うことが一変している。今月初めには、アボット首相が、『経済を阻害するような気候変動対策は取らない』と発言した。オーストラリアその他の国々にお願いする。太平洋の小さな島国が破滅する前にその利己主義的な態度を改めてもらいたい。国内政治で必要とされる調整を取りたくないという態度を取って太平洋の島国が海に沈みでもすれば、歴史は利己主義的な国に対して厳しい判断を下すだろう」と語っている。(NP)

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