QLD、労働党入党者急増傾向に

2年前の選挙以降、LNP離れ進む

 10年以上続いたQLD州の労働党政権は2012年州議会選挙でアナ・ブライ率いる党が全議席の10分の1以下に議席を減らす壊滅的な敗北を味わった。ブライ労働党政権はQLD州の大半の地域を襲った台風の対策に獅子奮迅の働きをしたことで一旦は支持率が大きく伸びたが選挙前には以前の低率に戻り、同じく台風ではブリスベン市長として首都圏の被災対策をブライ州政権とともに担ったキャンベル・ニューマン氏が自由国民党(LNP)を率いて90%の議席を獲得、ほぼ一党独裁的な政治を進めてきた。

 しかし、ニューマンLNPの一党独裁政治も公務員の大量解雇、環境よりも鉱業開発を優先する政策、反バイキーズ法に見られるズサンな条文や強権主義的な対応、過去の議会慣行を無視した人事など専横政治が目立ち、2度の補欠選挙では労働党候補者が圧倒的な得票率で勝利する結果になっている。

 8月23日、ブリスベンで開かれているQLD州労働党の年次総会で、ディック・ウィリアムズ州議長は、「2012年の大敗以来、州労働党党員数が倍ほどに増えている。2012年の選挙では州議会89議席のうち労働党議員はわずか7人という屈辱的な敗北になった。それ以後は2度の補欠選挙に勝利し、党員数は4,000人増えている。この2年少しで5,000人ほどから9,000人ほどに増えた」と発表した。

 次期州議会選挙は2015年に予定されているが、政治アナリストはLNPは90%を超える議席を握っており、今後3期ないし5期は政権を維持するだろうと観測している。しかし、これまでの世論調査では労働党が徐々に追い上げてきており、ニューマン政権が一期限りで終わる可能性さえ出てきている。ウィリアムズ議長は、「労働党は来年までに政党支持率のマジック・ナンバーと呼ばれる40%まで後5%支持率を伸ばさなければならない」と語っている。

 QLD州でも労働党は、党首選出の発言権を労働組合と一般党員双方に配分することを決めた。しかし、労組の発言権を排除し、議員と一般党員による選挙とする動議は否決された。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-23/qld-labor-membership-surges-since-2012-election-loss/5691714

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