連邦与党、政府の中小企業法案否決

大臣、手遅れに「策略」と野党非難

 2015年5月連邦予算法案で、中小事業所に対して単年度に2万ドルまでの設備投資を従来の4年ではなく、1年で償却できるようにする「中小事業振興税制」案を発表した。政府与党はこの法案を喫緊として野党にも支持を求めていた。これに対して、6月3日朝、ビル・ショーテン労働党党首が発言に続いて、同法案の採決を求めた。その結果、政府与党が自らの法案の採決動議に反対票を投じ、否決するという椿事が起きた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この法案については、ブルース・ビルソン中小事業担当相もトニー・アボット首相も「この法案を速やかに成立させよう」と発言していたが、ショーテン下院議員が演説の後、「労働党はこの法案を1分でも遅らせるつもりはない」として、即時採決を提案したが、政府がこの労働党動議に反対し、47票対77票で採決動議を否決した。

 これに対して、クリストファー・パイン議員が、「上院は予算委員会開会中であり、今週中は上院で法案の審議がない。なぜ法案通過を急ぐ必要があるのか。これは労働党の策略だ」と発言した。これに対して労働党のジョアン・ライアン議員が、「それではなぜ労働党に法案通過を急がせたのか?」と反論した。政府はビルソン大臣が声明で労働党を非難したが、動議否決後、キャンベラで記者会見したショーテン党首は、「政府は中小企業を支援するために急いでいたが、なぜ今日に限ってゆっくりしているのか。政府の説明を聞きたい」と語っている。またショーテン党首が、「なぜ与党は法案採決動議を否決したのか?」と質問したのに対して、トニー・アボット首相は、「上院が閉会中だからだ」と答えている。
■ソース
Labor ambush sees government vote down its own small business budget measure

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