「公費で住宅ローン返済する財相」

ホッキー発言に無所属から思わぬ伏兵

 保守連合連邦政権のジョー・ホッキー財相は、「シドニーの住宅価格は問題ない。家を買いたければ給料のいい仕事に就け」と発言し、あちこちから批判を受けた。翌6月10日には、「住宅価格が高騰して苦しい気持ちは理解できる」とラジオでコメントしたが、発言の謝罪はせず、保守連合政治家もそろってホッキー財相擁護発言をしている。しかし、連邦議会のニック・ゼノフォン上院議員が、「連邦政治家の中には開会中の宿泊手当をキャンベラに購入した自宅のローン返済に充てている者がいる。このような行為を取り締まるべきではないか」と発言した。宿泊手当をキャンベラの自宅のローン返済に充てているのは他ならぬホッキー財相であることが報道されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ホッキー財相は、議会開会中はキャンベラ郊外の一等地フォレストに妻との共同名義で購入した住宅に滞在している。財相はキャンベラの自宅を1997年に32万ドルで購入したが現在の評価は200万ドルにもなる。一方、議会開会中は一晩に$270の宿泊手当を受け取っている。また、財相は過去にはキャンベラの自宅の部屋を他の政治家に貸していたこともある。

 ゼノフォン議員は、「政治家が公費から宿泊手当を受け取りながら、その金をキャンベラの自宅のローン返済に充てているのなら国民にはそのことを知る権利がある。公開すべきだ」と語った。また、最近引退した元上院議員は、「大政党政治家がキャンベラに自宅を購入して宿泊手当をローン返済に充てることは誰でもやっていることだ。合法的な行為だ」と語っている。しかし、ゼノフォン議員は、「公費で購入した住宅を売って利益が出た場合、その利益の一部を納税者に返すべきではないか。一方、住宅市場が暴落し、政治家が損を出した場合、国民は下手な投資を補助する気にはならないだろう。議員の自己負担というものだ」と語っている。
■ソース
Joe Hockey’s housing comments prompt call for crackdown on politicians using taxpayers’ funds to pay off Canberra houses

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