「ビタミンB3服用で流産防げる」に専門家が警告

「過剰服用は母子双方に有害。さらに研究を」

 Victor Chang Instituteが、「ビタミンB3サプリメントで流産や奇形児を防げる」という研究結果を発表した。しかし、専門家グループは、「ビタミンB3過剰服用は母子双方に危険。もっと研究を続けるべき」と警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 シドニー所在の同Instituteの研究チームは、一部の女性が繰り返し流産する原因や一部の新生児が心臓、腎臓、脊椎などの奇形で生まれる原因を調べていた。

 その結果、大きな要因として、器官の正常な発達に必要なNADと呼ばれる人体に必要な化学物質が不足して起きることを突き止めたとしている。New England Journal of Medicineに掲載された研究論文では、妊娠中にビタミンB3を摂取することで奇形や流産が防げることを立証したと述べている。

 しかし、オーストラリア・ニュージーランド産科婦人科学会は、「その主張を信じるのは危険。無作為化比較試験で確認するまで医学的な大発見というのは時期尚早。ビタミンB3の取りすぎは母体にも胎児にも有害」と警告を発している。

 批判に対して、Victor Chang Instituteの報道担当者は、「追試験はすでに始めている。流産や奇形でショックを受けている家族にはかない希望を抱かせることはしたくないが、私達の研究で、一部のケースでビタミンB3が有効だと言うことは示されている」と発表している。

 さらに、妊娠に備えてビタミンB3を取る場合も、現在、公的に出されている推奨量の1日18mgを守るべきだとしている。
■ソース
Vitamin B3 ‘breakthrough’ to prevent miscarriage claims premature, childbirth experts warn

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る